新たなミッドシッププロジェクトは再始動するか?

日産とルノーが、提携強化に向け水面下で協議していると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT、電子版)が報じた。

ルノー最高経営責任者(CEO)ルカ・デメオ氏が7月中旬にルノーのCEOを辞任してから数ヶ月が経ち、日産とルノーは、亀裂の入った関係と提携関係の強化を目指す可能性があるようだ。日産が現在直面している財政難を考えると、提携関係の強化に意欲的なのは当然と言えるかもしれない。

日産 リーフ

しかし、日産株価の下落により、デメオCEOの期待通りには物事は進んでいないようだ。ルノーは現在も日産株の約36%を保有しており、そのうち18.7%はフランスの信託会社が保有している。ルノーは今年初め、日産の株式95億ユーロ(109億ドル)を減損処理せざるを得なかったという。

フィナンシャル・タイムズ紙によると、ルノーの新CEO、フランソワ・プロヴォスト氏は既存の提携関係の強化に熱心で、ルノーのような規模の企業にとってパートナーシップは不可欠だと強調している。広報担当者は、プロヴォスト氏が日産の新CEO、イヴァン・エスピノサ氏と頻繁に連絡を取り、両社のより効果的な協力関係の構築方法について協議していることと伝えている。

ルノー トゥインゴ

「日産との20年間で、私たちは提携交渉能力だけでなく、何よりもルノーに有利になるように提携を実行する能力があることを学んだ。それが規模の問題への取り組み方です」と、プロヴォスト氏は最近パリで開催されたイベントで述べている。

プロヴォスト氏は以前、ルノーのパートナーシップ担当責任者を務めており、ある社内関係者からは「パートナーシップの達人」と評されています。最新情報によると、日産とルノーの間で複数のプロジェクトが進行中で、特に日産は共同でより多くの車両を生産することに前向きのようだ。

かつて、アルピーヌA110をベースとして、日産ミッドシップが開発中との噂を入手していたが、計画は中止となっていた。果たして、ルノー・日産共同開発による新たなプロジェクトは再始動するのか、注目される。