M350では400PS以上、M3では600PSを超える見込み
BMWは現在、次世代の3シリーズとその電気自動車であるi3を含む、数十種類の新型車と改良型車を開発中だ。今回は3シリーズとi3次世代型を同時スクープに成功した。両者の違いを解説しよう。

後者は、2013年から2022年にかけて製造された、個性的ハッチバックEVと混同してはいけない。新しいi3は、次世代コンパクトセダンの静粛性を重視したモデルとなるからだ。内燃機関(ICE)の3シリーズと電気自動車(EV)のi3は、同じ構造を共有していると思われがちだが、実際はそうではない。EVは専用の構造を採用しているのに対し、ICEの3シリーズはCLARの改良型を採用しており、アーキテクチャは異なる。

フロントとリアに伝統的なスタイリングと新しいラインを組み合わせたノイエクラッセデザインを採用しているため、2027年モデルのBMW 3シリーズと次世代のi3は、非常に似た外観になるだろう。しかし、両モデルには明確な違いがいくつかあるのだ。
例えば、EVモデルはルーフラインがより垂直で、トランクもややフラットなデザインとなる一方、ICEモデルはルーフラインが後方に向かってややアーチ状になる。
給油口と充電ポートの位置も異なる。確かに、どちらも右リアクォーターパネルに配置されているが、EVモデルではリアドアではなくテールランプに近い位置にあるのに対し、ICEモデルでは、給油口はより前方に配置されている。
キャビンもわずかに異なっている。ICEモデルがはほぼ垂直の仕切りを持つのに対し、EVモデルは三角形のベースを持つ、より角張ったデザインとなっている。さらに、両モデルともリアクォーターガラスは独自のデザインだ。
このことから、少なくとも外観においては両モデルに共通点はあまりないことが示唆されるが、ピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイなど、インテリアは共通すると予想される。
BMWの次世代3シリーズは、新型M350と新型M3を含む、アップデートされたパワートレインファミリーで発売される。前者は400pPS以上、後者は600PSを超えると予想されており、一部メディアでは電動化により合計700PS近くに達する可能性があると報じている。
ガソリンエンジン搭載のM3に代わるEVモデルとして、iM3も開発中だ。iM3は4基の電気モーターを搭載し、合計700PS以上を発揮するとされている。ただし、この情報はまだ確認されていない。下位のi3モデルは、最新のiX3クロスオーバーと同じパワートレイン構成になる可能性が高いだろう。これには、50 xDriveモデルに搭載されている463PSのデュアルモーターアセンブリが含まれる。また、ハイライダーモデルでは800km近くの航続距離を可能にする108.7kWhのバッテリーパックも搭載される。
新型i3と3シリーズは2027年モデルとして発売される可能性があるが、iM3とM3は2028年モデルとしてデビューすると予想されている。






















