軽さと排気効率と圧倒的な高級感!

純正モーターのボルトオン装着にも対応!

VTECターボを搭載するFL5は、排気効率の向上によってポテンシャルが一気に引き出されるため、マフラー交換はチューニングのファーストステップでありながら、特に重要なセクションといえる。そこで注目したいのが、高耐熱チタン合金「STTI」を用いたスポーツマフラー作りに取り組むR1チタンだ。

今回FL5に装着したのは、保安基準適合モデルの『エクストラSTTIゴールドリング』。フランジ接続部のボルト&ナットに至るまで、すべてをチタンで仕上げたモデルで、18.02kgある純正マフラーに対し、重量はわずか9.4kg。約半分という驚異的な軽量化を実現している。

センターテールには、純正バルブモーターがカプラーオンで接続可能なバルブを装備。アクティブサウンドコントロール機能をそのまま活かしながら、チタンならではの音質を楽しめる設計だ。

テールエンドはセンター120φ、左右100φの3本出しレイアウトを採用。陽極酸化による発色とは異なり、職人が一本一本丁寧に焼き入れを施したテールは、パイプ内部の自然な熱変色と相まって、リアルなレーシングテイストを演出する。

見えない部分にもR1チタンらしいこだわりが詰め込まれており、大容量サブサイレンサーの焼き入れ加工もオプション設定。さらに競技専用品となるが、サブサイレンサーの数を変更する仕様にも対応する。

ステーやフランジはもちろん、ボルトやナットに至るまでチタンを採用。レースカーにも用いられる軽量素材の特性を最大限に活かし、ノーマル比で約半分の重量を実現している点は特筆すべきポイントだ。

エクストラプラチナリング
パフォーマゴールドリング

ラインアップには、純正然とした仕上がりのエクストラプラチナリング、メインパイプ径76.3φを採用した競技用モデルのパフォーマゴールドリングも用意され、いずれもFL5に対応する。

今回は、保安基準適合モデルであるエクストラSTTIゴールドリングを装着したFL5にて走行インプレッションを実施。ステアリングを握ったのは飯田章選手だ。

「アクセルを踏み込むと、鋼を叩くような乾いたサウンドが車内まで響いてきて、VTECターボのフィーリングと相まって五感が刺激される。保安基準適合モデルだけあって音量は不快にならず、車内にこもらないのがすごく心地いい。走りも排気効率の良さに加えて、フロア下が大幅に軽くなっている効果がはっきり体感できるね。ルックスもノーマルより大径テールで、チタンの美しい焼け色がレーシーさを際立たせている」と高評価。

人気マフラーほどリヤビューが被りがちで、オリジナリティを出しにくい一面もあるが、エクストラSTTIゴールドリングならその心配は無用。オーダー時には、マフラー全体の質感を左右する2種類のフィニッシュ選択や、テールの焼き入れ具合の指定が可能だ。さらに、テールエンドへのロゴ入れ、サブサイレンサーの焼き入れ加工、エアロバンパーに合わせたテール延長など、セミオーダー感覚で仕上げられるオプションも充実している。

性能とルックス、その両方に一切の妥協をしたくないFL5オーナーを確実に満たす一本。それがR1チタンのフルチタンマフラーだ。

●問い合わせ:R1チタン TEL:018-857-0755

「派手さゼロ、でも完成度100%」歴代シビックに精通した関西の名門が現行タイプRをチューニング!

外観もエンジンも、ほぼノーマル。それでもサーキットでは確かな速さと安定感を見せる。ゼロファイターが目指したのは、過剰な主張を排した“機能美”の追求だった。電子制御を活かした足回りと要点を押さえた補強で、FL5本来の性能を引き出す。静かに完成度を語る一台だ。

【関連リンク】
R1チタン
http://r1titan.com