業界人コラム 「12式地対艦誘導弾能力向上型」開発完了! これまでのミサイルとはまったく異なるスゴイ能力とは【写真・5枚目】 12月19日、防衛装備庁は12式地対艦誘導弾能力向上型について、発射試験を成功裏に終え、開発を完了させたと発表した。写真は発射試験のもの(写真/防衛装備庁) こちらは2012年より調達が開始された「12式地対艦誘導弾」。陸上自衛隊でさまざまな装備のベースとして使われている重装輪回収車に最大6本のランチャーを搭載する。射程は200km程度と言われている(写真/陸上自衛隊) 今年2025年6月の総合火力演習に姿を見せた「12式地対艦誘導弾能力向上型」。重装輪回収車に、4本のランチャーを搭載している。射程延伸のため、以前の12式よりミサイルを大型化し燃料搭載量を増やしたことで、車載出来る本数が減ったのだろう(写真/筆者) 12式能力向上型(左)は長距離を飛行するため大きな2枚の翼を持つ。既存の12式(右)はシンプルな円筒型だ(写真左/筆者、写真右/米豪共同訓練公式Xアカウント) 公開された発射試験の画像。10月と11月の2ヵ月間で合計7回の発射試験が行なわれた。ブースターによって勢いよく発射されるミサイルが確認できる。この後、ブースターを切り離し、ターボファンエンジンにより長距離を飛翔する(写真/防衛装備庁) この画像の記事を読む