シンプルな中に欲しい機能をしかり採用した250ccモデル

AJS・スクランブラー250……682,000円



ニュートラルなハンドリングと扱いやすいエンジンでオールマイティに楽しめる!
イギリスに本拠を置く伝統あるモーターサイクルブランドのAJSから、新たに「スクランブラー250」が日本向けに発売された。これまで125ccの魅力的なネオクラシックモデルがラインアップされていたが、待望の250ccモデルの登場だ。
デザインは先に発売された「’71デザートスクランブラー125」を踏襲しており、スズキ・グラストラッカー系のエンジン&車体をベースに中国で生産されている。車格はほぼ同じで、250はダウンマフラーを採用しているのが見分けるポイントだ。
実際に「スクランブラー250」に跨ってみると、身長165cmでも足つきは良く、取り回しもワイドなハンドルで扱いやすい。エンジンはFI仕様なので、冬の朝でもセル一発始動で快調だ。
走りはとてもスムーズで、シングルらしい鼓動感とともにスイスイと走れる。低中速のトルクがあり、街乗りも快適だ。車両の性格的に、高回転を多用する走りは苦手という印象。クラシックスタイルの空冷シングルなので、トコトコ走りたい人に最適といえる。
走っていて唯一気になったのは、少しシートが硬めというところ。長距離ツーリングでは、マメな休憩やクッション系のカスタムで対応すればいいだろう。総じて乗り味はニュートラルで扱いやすく、ギヤポジインジケーターなどの充実したメーター表示も大変便利だった。
今回はフラットダートも少し走ってみたが、ここでABSの作動をチェック。フロントブレーキを強く握ってもロックせず、安定した姿勢のまま安全に止まることができた。
近年はクラシックスタイルなオートバイが人気を博しており、伝統あるAJSブランドから250ccモデルが登場したのは嬉しい限り。新たな選択肢として、注目の1台といえるだろう。

足つきチェック(身長165cm)


ディテール解説












主要諸元
全長:2,060mm
全幅:860mm
全高:1,150mm
シート高:810mm
乗車定員:2人
排気量:249cc
車両重量:130kg
エンジン:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
最高出力:13kW (17.2ps)
最大トルク:18Nm
トランスミッション:5速リターン式
フューエルタンク:13L
ブレーキ:前 ディスク、後 ディスク
タイヤサイズ:前 100/90-18、後 130/80-17
メーカー希望小売価格(消費税10%を含む):682,000円

令和時代に嗜む空冷単気筒エンジンAJS・スクランブラー250は今選びたい一台|試乗記 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム