カスタムバイクを安心して公道で乗れるようにする!
カスタムが気軽にできるし、車検もない。DIYでイメージ通りにイジれる。そんなアンダー125ccクラスのカブシリーズ。特にマフラー交換は性能アップに直結するし、見た目の満足度爆アゲだ。
そこで、カスタムマフラーの認証を担うJMCA(全国二輪車用品連合会)がモーターサイクルショーに出展していると聞き、元カブ主のヤンスが取材を敢行した。
東京オートサロンでインタビューに応えてくれた!

—そもそも認証がないと、小排気量でもカスタムマフラーは公道走行NGなのですか?
宮島さん(以下宮)前提として、騒音規制が存在しています。さらに2016年からはカスタムマフラーに『性能等確認済表示』が必要で、JMCAの認証プレートがそれを担っています。
—おお! 認証プレートがないと違反切符を切られるってことです?
宮 そうです。排気量に関係なく、違法ということになります。そこで、マフラーメーカー側は『交換用マフラー事前認証制度』と呼ばれるJMCAの認定をクリアすることで『政府認証』の登録が可能になります。プレートの役割は、取締りのために明確な差別化を図ることが目的なのです。
—僕の古いカブも、排気音が大きいので気を付けなければ……。
宮 峠道や幹線道路などの一斉取締り時に近接排気騒音がオーバーしたら整備不良車として、違反切符を切られてしまうかも知れませんよ。
—はい! ちなみにDIYでマフラー作って、JMCAの試験を受けるコトもできるのでしょうか?
山中さん(以下山)一般の方でもマフラー評価は可能ですが、時間と費用がとてもかかります。評価は『騒音試験』『排ガス試験』『加速試験』の3つですが、近年の環境問題や、EUで実施されているUN R41-04と呼ばれる世界基準値に合わせるために、OBD2(車載式故障診断装置)を使った確認方法なども必須になっていきます。
—より厳しくなるかぁ……。そしたら、純正触媒の浄化と同じくらい必要になるってことですよね?
宮 規制基準は設定されます。しかし、規制値が超えないJMCA認証があるアフターマフラーで安心して乗ってもらいたいですね。
—マフラーメーカーは規制値をクリアして、かつマシン性能も上げる開発をしていると考えると、気が遠くなりそうですわ。マイバイクのマフラーに愛着湧いてきましたよ!」
補足だが、エンジンチューニングした場合、認証マフラーの条件や規制値からはずれる可能性があるので取説などで確認しよう。
平成22年(2010年)以降の社外製マフラーには必須!
近接騒音試験はまるで車検項目!?

バッフルが脱着できるとNG
形状や構造に決まりは?

サイレンサーやエキパイについての形状は評価対象外だ。もちろん、極端に鋭利な形状だったりすると、他の意味(人や物を傷つける)で指摘される場合もある。改造してバッフルを着脱可能にしていたりするのはNGだ!
今後はもっと厳しくなる!?
2007年モデルからエキパイにO2センサーが義務化されたように、EUの高い基準値に対して試験評価も進化する必要が出てきている。今後はさらに条件が厳しくなってくるだろう。
今後はEUの評価基準に近づいていく!?
OBD装着の車両とは!?

OBD2(車載式故障診断装置)の搭載義務付けは、2020年12月以降の新型モデルと、2022年11月からの継続モデルに義務化されている。バイクは端子のみで、確認するモニターはケーブルを介して接続する。
実際の規制値ってどんなもの??

メーカーごとの純正マフラーは多くの場合は、欧州連合指令表示(eマーク)など厳しい加速走行騒音試験をクリアしている。表の数値は2010年以降のバイク用のマフラーの規制数値になるので注意しよう!





