最新鋭のヘッドライト技術、内部のデジタル化などにより、20万円〜最大45万円の値上げを予想
トヨタの人気商用車、「ハイエース」が9型へとビッグマイナーチェンジを行なう予定だ。

現行型は2004年に発売、海外市場では2019年にフルモデルチェンジがなされており、日本仕様も数年以内にフルモデルチェンジが予想されるが、それを前にして最後のビッグマイナーチェンジとなる。

まず、エクステリアは基本的に変更はないが、ご覧のように最新のヘッドライトユニット(Bi-Beam式)LEDヘッドライトを装備、内部には新設計のLEDデイタイムランニングライトが配置される。
キャビン内では、7インチTFTメーター、及び8インチディスプレイオーディオを標準装備するほか、助手席側のアンダーミラーが廃止される。
さらに安全装備では、プロボックス同様にトヨタセーフティセンス3.0へのアップグレードが期待される。プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡張することで、自転車運転者(夜間)、自動二輪車(昼間)、交差点右左折時の横断自転車運転者、交差点進入時の車両および自動二輪車などが検知対象となる。
さらに、標識読み取り・見逃し防止「ロードサインアシスト」(RSA)、先行車と信号検知する発進遅れ告知機能(TMN)、長距離運転の疲労軽減するアダプティブクルーズコントロール(ACC)が追加される。
パワートレーンは、2.8L直列4気筒ディーゼルエンジン、2.7L直列4気筒ガソリンエンジンをラインアップ。
今回は8型史上最も大掛かりな改良が予想されるが、それ以上に衝撃的なのは、価格の大幅アップだ。最新鋭のヘッドライト技術、内部のデジタル化などにより、20万円〜最大45万円の値上げが予想される。
ハイエース9型の正式発表は1月13日、発売は2月2日に予定されている。今回の値上げにより、ライバル日産「NV350キャラバン」より高くなるが、そのデメリットを充実装備で補ってくれるのか注目される。




