前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年12月22日〜28日に発表されたニュースを紹介する。
クラシックとモダンが交錯するVITAの世界

2026年1月10日より、ロイヤルエンフィールド公式カスタムプロジェクトが手掛けたカスタムバイク「VITA」が、デウス・エクス・マキナ原宿にて特別展示されることが決定した。この一台は、ロイヤルエンフィールドのアイコン的モデル「クラシック 650」をベースに、日本のカスタムビルダー「CUSTOM WORKS ZON」が創造力と技術を注ぎ込んで仕上げたものだ。2025年12月7日にヨコハマホットロッドカスタムショー2025で初披露されたVITAは、単なるカスタムバイクではなく、クラシックとモダンが交錯する新たな表現として注目を集めた。
VITAの最大の特徴は、通常一基しか搭載されない並列二気筒エンジンを二基並列配置し、それをプライマリーチェーンで連結するという大胆な設計にある。前方エンジンのミッションを取り除き、クランクケースを短縮することで実現したこのレイアウトは、機能性と造形美を同時に達成している。オリジナルフレームに組み込まれたエンジンは、アルミと木材の異素材を融合した外装と相まって、まるで工芸品のような質感と存在感を放つ。フレーム前部には伝統的なガーダーフォークを装着し、26インチという大径ホイールとのバランスが、古典的な意匠と現代的な走りへの予感を併せ持たせている。
展示会場となるデウス・エクス・マキナ原宿は、バイク文化とアート、ライフスタイルが融合する場として注目される施設であり、VITAのような独創的なプロジェクトを体現するのにふさわしい場所だ。展示は1月10日から25日までの期間限定で、来場者はVITAの細部に宿る職人技とコンセプトを直に体感できる。CUSTOM WORKS ZONによるこの挑戦は、単なる改造という枠を超えて、オートバイそのものの魅力を問い直す契機となるだろう。
ロイヤルエンフィールドは1901年の創業以来、純粋なモーターサイクリングの喜びを追求してきたブランドとして知られる。クラシックやコンチネンタルGTといった伝統的モデルに加え、VITAのような実験的な試みは、ブランドの幅をさらに広げる試金石となる。今回の展示は、単に一台を見る機会というだけではなく、バイク文化の未来を感じる場でもある。カスタムバイクという領域を超えた創造の結晶を、その目で確かめてほしい。









パイオニア、二輪車向けUX革新ソリューションをCES2026で公開

パイオニアは2026年1月6日(火)〜1月9日(金)、米ラスベガスで開催される「CES 2026」において、二輪車のユーザー体験を刷新する「Pioneer Ride Connect」を公開する。「Pioneer Ride Connect」は次世代コネクテッドクラスターを実現するプラットフォームで、スマホの情報をBLEスクリーン・プロジェクション技術で車載クラスターに表示し、処理負荷や電力消費を抑える仕組みを採用している。また、音声操作やAIを活用した安全運転支援で直感的な操作性を追求。世界120カ国以上をカバーする「HERE SDK」との統合により、高精度地図やリアルタイム交通情報、最適化されたルーティングを提供し、都市部から郊外まで幅広い走行シーンで快適性と安全性を向上させる。今回の出展を通じて、グローバル市場に向けた二輪コネクテッドサービスの普及に貢献する狙いを示す。
パイオニア、バイク専用ナビアプリ「MOTTO GO」に新機能追加

パイオニアがバイク専用ナビゲーションアプリ「MOTTO GO」をアップデートし、新たにインフルエンサーお薦めのツーリングコース「キュレーターコース」を追加した。キュレーターが選んだ景色やグルメ、思い出ポイントを反映したコースをアプリ内で確認でき、タイトルタップだけでルート探索や出発が可能となる。走行中にはポイントごとにツーリングキュレーターのコメントが自動発話され、見逃しがちな魅力を音声で案内する機能も搭載。バイクならではの快適なツーリング体験を広げるアップデートとなっている。




カワサキW60周年記念 江戸切子クリスタルグラス予約開始

カワサキモータースジャパンはW60周年を祝した「W60周年記念江戸切子 オリジナルクリスタルグラス」の予約受付を全国のカワサキプラザ、正規取扱店店頭およびオンラインショップで開始した。江戸切子の職人が手掛けるこのクリスタルグラスは、W60周年ロゴ入りの特別仕様で、ひとつひとつ微妙に異なる手仕事の美しさを持つ。ブラックカラー、容量約250mlのこのグラスは日常使いの酒器としても人気が高く、桐箱付きでギフトにも最適なプレミアム感を演出。価格は4万1800円(税込)、予約期間は2025年12月22日から2026年1月12日、商品は2026年4月頃より順次発送予定となっている。


大阪/東京モーターサイクルショー2026×モンストがコラボ決定

第42回大阪モーターサイクルショー2026および第53回東京モーターサイクルショー2026が、人気スマホゲーム「モンスターストライク」とのコラボレーション企画を実施することが発表された。キービジュアルはイラストレーター・タケウチリョースケ氏による描き下ろしで、マサムネなどモンストキャラクターが二輪イベントの魅力を表現する特別デザインとなる。前売入場券は2026年2月1日から販売開始、高校生以下は無料、18〜22歳を対象とした割引券も用意されるほか、モンストグッズ付き入場券も発売予定だ。大阪会場は2026年3月20〜22日、東京会場は3月27〜29日に開催され、幅広い層の来場を促進する狙いが打ち出されている。


トライアンフ、JNCC(全日本クロスカントリー選手権)への協賛を正式決定

トライアンフモーターサイクルズジャパンが、2026年シーズンよりJNCC(全日本クロスカントリー選手権)への協賛を開始すると発表した。世界各地で評価の高いエンデューロモデル「TF 250-E」「TF 450-E」を中心に、オフロード市場での認知拡大と販路強化を狙う。これまでFIMエンデューロGPやISDEで実績を積んだこれらのモデルの競争力を背景に、JNCCのレース会場でのプロモーションやデモ走行、参戦選手支援、試乗会など多彩な活動を展開予定だ。今回の協賛により、トライアンフのオフロードモデルが国内クロスカントリーシーンで存在感を高める布石となる。詳細は今後の続報に注目される。
歴代Honda「Hマーク」折り畳みスツール1000個限定発売

ノリモノ雑貨ブランド CAMSHOP.JP が、本田技研工業公認ライセンス取得の「歴代Honda Hマーク折り畳みスツール」を予約販売開始。1963年から現在までの“Hマーク”ロゴをあしらったデザインと、高さ調整機能やクッション付き座面を備えた実用性で、アウトドアやイベント、ガレージでの休憩シーンに最適なアイテムに仕上げた。軽量でコンパクトに折りたためるため持ち運びも容易で、タイヤ型フォルムのHondaロゴがファン心を刺激する。初回生産は1000個限定、公式オンラインストアにて予約受付中。アウトドアギアとしてだけでなく、コレクターズアイテムとしても注目される一品だ。






サイバーパンク美少女×バイク、プラモデル新シリーズ登場

ホビーサーチがNUKE MATRIX新作プラモデル「CYBER FOREST FANTASY GIRLS:CYCLONE HOPPER YIP FUNG SIM」の予約受付を開始した。未来感あふれるサイバーパンク美少女と専用バイク「ストームチェイサー」をセットにした1/12スケールモデルで、可動式アーマーボディや差し替えパーツ、エフェクトパーツが多数付属しプレイバリューを追求。さらに初回限定特典として「恥ずかしがり顔パーツ」や「マフラー」などが付く。価格は税込8800円、発売は2026年3月予定となる。















バイク王の初売り2026、500台大放出セール開始

バイク王&カンパニーが「バイク王の初売り2026」を2026年1月4日から開催。年間約10万台の在庫の中から、現金販売価格9万8000円(税込)~の特選車を合計500台用意し、第一弾300台、第二弾200台を順次放出する。販売は全国のバイク王店舗で行い、先着順の申し込み方式を基本としつつ、開始直後の人気車両については抽選販売も実施予定だ。さらに1月4日~1月31日の期間中にバイクを成約した来店者を対象に、アクションカメラやドライブレコーダー、スマートライドモニターなどが当たる新春大抽選会を同時開催。ライダーに向けた年始の大規模キャンペーンとして注目を集める。



カワサキプラザ横浜金沢がリニューアルオープン

カワサキモータースジャパンは、神奈川県横浜市金沢区の「カワサキ プラザ横浜金沢」を2025年12月20日にリニューアルオープンしたと発表した。新ショールームは木目調フロアや明るい空間によって居心地の良い展示空間を実現し、最新モデルやプラザオリジナルアパレルの展示、愛車点検・メンテナンスサービスに加え、来場者同士の交流が図れるコミュニティスペースも設けられている。店舗ではカワサキ正規取扱の全モデル販売はもちろん、五感でブランドを体感できる“おもてなし”を重視した空間づくりを推進。地域ライダーやこれからバイクライフを始める人々に向け、より豊かなモーターサイクル体験を提供する拠点として再出発する。







カワサキプラザ新潟がリニューアルオープン

カワサキモータースジャパンが、新潟市中央区の「カワサキ プラザ新潟」を2025年12月26日にリニューアルオープンした。新プラザは木目調のフロアと明るい天井で構成された清潔感ある空間を特徴とし、最新モデル展示やプラザオリジナルアパレルの紹介、愛車の点検・メンテナンスサービスを充実させた。また、ライダー同士が交流できるコミュニティスペースや歴史を感じられるヘリテージウォールなど、五感でブランドを体感できる仕立てとなっている。カワサキ プラザ新潟は、モーターサイクルライフを豊かにする拠点として、新旧ライダーを迎える旗艦店となる。







