『超時空要塞マクロス』Blu-ray Box
スタジオぬえ原作(アートランド原作協力)、タツノコプロ・アニメフレンド制作によって制作され、1982年10月~1983年6月にかけてオンエアされた『超時空要塞マクロス』は、F-14トムキャットを彷彿とさせる戦闘機がロボットに変形するリアルなメカニズム、ハードSFにアイドルと歌を取り入れたユニークな設定、主人公とふたりのヒロインによる三角関係のドラマがウケて、近畿地区の毎日放送や関東地区のTBSでは日曜14時からと放送時間に恵まれなかったが、それでも高い人気を誇った。画像はバンダイビジュアルが販売している「超時空要塞マクロス Blu-ray Box」(Amazon参考価格:3万2128円)。映像ソフトのほか、配信サービスなどでも視聴可能だ。
『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』
1982年に放送されたTVアニメ『超時空要塞マクロス』の人気を受けて、製作された劇場用アニメで、メカ・アイドル・三角関係という若者に人気要素を詰め込んだSF作品である。TV版では作画クオリティが安定しなかったが、エース級の若手クリエイターのみが参加する制作体制に刷新したことで、現在の目で見ても些かの古さを感じさせることはない。1984年は同作や『風の谷のナウシカ』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』が公開されたことで劇場用アニメの当たり年となった。 画像はバンダイナムコフィルムワークスが販売している各種特典を同梱した『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 4Kリマスターセット(4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray Disc)特装限定版』。9900円(Amazon参考価格)。映像ソフトのほか、配信サービスなどでも視聴可能。
『バリバリ伝説』Blu-ray
しげの秀一氏が1983~1991年にかけて週刊少年マガジンにて連載したバイクマンガの『バリバリ伝説』は、1986年にスタジオぴえろの手で、「Part I 筑波篇」と「Part II 鈴鹿篇」の2部構成でOVA化されている。「筑波篇」の監督を上村修氏、「鈴鹿篇」の監督を池上誉優氏が務め、監修をベテランの鳥海永行氏が担当した。その作画クオリティは極めて高く、リアルに描かれたバイクが画面狭しと縦横無尽に動くだけでなく、背景のモブキャラクターが動き、レースシーンは背景動画を駆使してライダー目線で臨場感あふれるシーンが挿入されている。作画の手間とコストの掛け方はまさにこの時代のOVAならではのものだ。アイドル歌手の荻野目洋子が主題歌とヒロイン歩惟役の声優を担当したことでも話題となった。画像は エイベックス・ピクチャーズが販売する「バリバリ伝説 Blu-ray 」。8345円(Amazon参考価格)。