最大1,341psを発揮するポテンシャルを持つが700ps程度に調整
BMW「M3」完全電気バージョンのプロトタイプを、これまでで最も鮮明に、そして軽偽装でカメラが捉えた。

おそらく「iM3」という名称になるこの電気自動車版は、来年BMWが刷新した電気自動車3シリーズセダンとしてデビュー予定の新型i3プラットフォームをベースに構築される。i3と同様に、MバージョンもBMWのノイエクラッセデザイン哲学を踏襲することは間違いない。

つまり、現行M3の賛否両論を巻き起こしたグリルを廃止し、より洗練された、そしておそらくより統一感のあるデザインを採用するということになる。
最新のプロトタイプを見る限り、ヘッドライトは量産仕様に近いようだ。また、LEDデイタイムランニングライトは、ヘッドライトユニットにすっきりと統合され、再設計されたキドニーグリルと正確に一直線に並んでいることがわかる。
プロトタイプをさらによく見ていくと、フロントとリヤのホイールアーチはどちらもワイドに構え、Mブランドモデルにふさわしい、非常にアグレッシブなルックスを演出している。また、リヤエンドでは、コンパクトで鋭い新LEDテールライトの一部も初めて露出。現行M3ほどサウンドは良くないかもしれないが、視覚的な存在感は間違いなく同等になりそうだ。
BMWは、新型モデル向けに4基のモーターを搭載した電動パワートレーンを開発しており、最大1,341psを発揮できると発表している。
M3 EV量産モデルがこの数値に達する可能性は低いが、それでもBMWは出力を700ps程度には設定するはずだ。これは近日発売予定の電動M5よりも低い数値に抑え、ラインアップ内でのパフォーマンスの序列を維持するためだ。
このパワーは、最高出力550ps程度になると予想される次世代の内燃機関式M3を余裕で上回るとみられる。そして両車が発売された暁には、このパフォーマンスの優位性は大きな話題となるはずだ。
重要なトレードオフのひとつは重量だろう。今年初めに公開されたスパイショットによると、電気自動車のM3は現行のガソリン車よりも最大465kg(1,025ポンド)重くなる可能性がある。これは大幅な増加であり、BMWがこの重量増加とシャシーチューニングをどうバランスさせるかが、この車の走りの個性を決定づける鍵となると見られる。


















