英国が世界に誇るバイクメーカー「トライアンフ」

1938年に登場したスピードツイン。軽量・シンプルな車体に並列2気筒のパワフルなエンジンを搭載し、当時は最新の高性能スポーツモデルとして人気を獲得。●PHOTO:ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)

イギリスの名門バイクメーカー・トライアンフは1885年に誕生。当初は単気筒のシングルエンジン搭載車がメインだったが、1938年に並列2気筒500ccのパラレルツインエンジンを採用した名車「スピードツイン(写真上)」が華々しくデビュー。

1949年には「スピードツイン」のエンジンをベースに、排気量を650ccまで拡大した「6Tサンダーバード」をリリース。同車はハーレーダビッドソンやインディアンなどに比べれて排気量は小さいが、軽量かつ敏捷な特性が話題となり、ヨーロッパはもちろんアメリカでも大ヒット。

1959年にトライアンフは「T110」の進化版、46psの超ハイパワーな並列2気筒650ccのツインエンジンを搭載したフラッグシップモデル「T120ボンネビル」を販売。1969年にホンダが投入したCB750Four が大ブレイクするまで、ボンネビルは世界最速レベルのスポーツバイクとして君臨。伝統のパラレルツインエンジンは現在も継承されている。

英国トライアンフが伝説の「スピードツイン」を復活! リバイバルブームの真打ち登場か!?|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]

トライアンフの新型モデル「スピードツイン」の日本での発売を記念したローンチパーティ「TRIUMPH NIGHT」が2月13日に東京・渋谷のクラブ「WONB」で開催された。「バイク×アート×ミュージック」をコンセプトに業界のカベを超えた新しいスタイルのプレゼンテーションが展開される中、不朽の名車のネーミングを冠して蘇った現代のスピードツインが輝いた。REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

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トライアンフ・ボンネビル Bud Ekins|900cc 水冷2気筒、これは大人が楽しめる程よいエンジンだ。|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]

のっけから古い話をすると、1969年にホンダが投入したCB750Four が大ヒットするまで、世界最速レベルの“スポーツバイク”として君臨していたのは、間違いなく英国車。その代表格がトライアンフのボンネビルだった。今回はT100 Bud Ekinsに試乗。スポーツバイクとしての標準的な乗り味には懐かしさと新鮮味を覚え、改めて感心させられる事が多かったのである。REPORT⚫️近田 茂(CHIKATA Shigeru)PHOTO⚫️徳永 茂(TOKUNAGA Shigeru)取材協力●トライアンフ モーターサイクル ジャパン

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ベース車両:トライアンフ TR6 トロフィ(1965年式) 出展:HEIWA MOTORCYCLE(平和モーターサイクル)

トライアンフ TR6 トロフィ(写真は1960年式)

1960年代に人気を博したトライアンフ TR6 トロフィは、前後にブロックパターンタイヤを装備したオフロード走行も視野に入れたニュージャンルのスポーツモデル。同車をベースに名ビルダー「平和モーターサイクル」がレトロなカフェレーサースタイルにカスタマイズ。

細身でロングなガソリンタンクと、コンパクトなシングルシートの組み合わせでスリムなスタイリングを演出。

サスペンションはフロントに正立フォーク、リアにモノショックを導入するなど全面的に刷新し、足周りのポテンシャルを大幅にアップ。リム部をブラックアウトした前後スポークホイールには、セミワイドなメッツラーのロードタイヤを導入。

同車のシリンダーヘッドは通常モデルとは逆の、前側に吸気口&後ろ側に排気口を向けているのが特徴。そのためキャブレターは前にレイアウトし、アルミ製カバーを装着して保護。

シリンダーヘッドの後方より接続したマフラーは、テールエンドにサイレンサーを配置した後方2本出しのアップ型を採用。右側のマフラーは、エキゾーストパイプをシート下でトグロ状にグルリと取り回し、マフラーカバーによる熱対策が施されている。

HEIWA MOTORCYCLE(平和モーターサイクル) https://www.heiwa-mc.jp/

DOHCのシリンダーヘッドは通常とは逆の、前側に吸気口、後ろ側に排気口を配置。そのためキャブレターは前にレイアウト。キャブレターにはアルミカバーを採用。
シリンダーヘッドの後方より接続したマフラーは、後方に流した2本出しのアップ型を採用。右側のマフラーはエキゾーストパイプをシート下でトグロ状にグルリと取り回し、マフラーカバーで熱対策処理済み。

ベース車両:トライアンフ T110(1954年式) 出展:Smalls Classic(スモールズクラシック)

1959年に登場した46psの超ハイパワーな並列2気筒650ccのツインエンジンを搭載したフラッグシップモデル「T120ボンネビル」。写真は同車の前身となる「T110」をベースに、肉厚のブロックパターンタイヤ、幅広のトラッカーハンドル、小径ヘッドライト、大型ガソリンタンク、シングルシートなどをコーディネイトし、ブレーキをレス化してダートトラッカー仕様にカスタマイズ。

シリンダーやシリンダーヘッドの一部、腰下のカバー類は外装類と同色のブラックにカラーリング。吸気系は4ストレーシングキャブレターのケイヒンFCRを選択してアグレッシブな走るを獲得。

ベース車両:トライアンフ 6Tサンダーバード 出展:ENJOY MOTORS(エンジョイモータース)

トライアンフ 6Tサンダーバード(写真は1950年式)

トライアンフは1949年、「スピードツイン」のエンジンをベースに、排気量を650ccまで拡大した「6Tサンダーバード」をリリース。同車はハーレーダビッドソンやインディアンなどに比べれて排気量は小さいが、軽量かつ俊敏な特性が話題となり、欧州だけでなく米国でも大ヒットした。

同車をベースに、ブロックパターンタイヤ、幅広のトラッカーハンドル、小径ヘッドライト、ピーナッツ型ガソリンタンク、スライスシートなどを組み合わせ、往年のダートトラッカースタイルにカスタマイズ。サスペンションはフロントに正立フォークを導入し、リアはリジッド化。前後ブレーキはレス化。

ワイドなリアタイヤやブラックアウト化された右2本出しのダウン型メガホンマフラー、レッドを基調にした外装のペイント&デザイン、大径ホイール、肉厚でワイドなリアタイヤにより、重厚感のあるヘビーなイメージに仕上がっている。