結果的に、長く使えるスーツケース

グローブトロッターのスーツケース「センテナリー」の33インチモデル。

ふり返れば今年も、世間では人様が軽くスルーしているであろう、可笑しなモノをちょいちょいと仕入れていました。

まず直近では、ネットオークションで程度よさげに見えたので、グローブトロッターのスーツケース「センテナリー」の33インチモデルを入手してしまいました。じつは同色で30インチのセンテナリーも20年以上使っているのですが、それがさすがにボロくなって修理に出す頻度が増えてきて、修理中に次の出張が入ると激しく困るのです。一度、借りたスーツケースで出かけたのですが、やっぱり慣れないモノは使いにくいことを痛感したもので。

グローブトロッターを使っているとよく「セレブゥ」とか言われますが、何がアドバンテージかといえば、ハマグリのように均等2分割に開くタイプではないので、着いた先で蓋だけ持ち上げて荷物を出し入れしやすいこと。ようは出先で広げてもスペースを食わないので、安ホテルや安アパートを渡り歩く自分にはピッタリ。そういうむしろアンチセレブな使い勝手です。しかもヴァルカンファイバーは軽いだけじゃなく、積層構造なのでラジエーターの熱が多少なりと染みて来る荷室でも、あまり熱を通しません。

しかも取扱い元であるヴァルカナイズさんは、修理だけではなく日常的メンテというか微調整についても専属の職人さんがいて、フレームの歪みとか開閉口の噛み合い、錠前の具合とか、ホント細かに詰めて戻してくれます。だから結果的に、長く使えるスーツケースになっているという。

とはいえ数ヵ月前、その昔に身内にあげちゃったリモワの旧2輪モデルが、愛車「アルピーヌ A110」のトランクに誂えたようにピッタリであることに気づき、同型モデルをまた物色しています。でもやっぱり、熱くなるからスルーしようか、悩み中です。

力の抜けたソフトなカモフラが良し

「LIPAULT(リポー)」というブランドのショルダーバック。
「LIPAULT(リポー)」というブランドのショルダーバック。

あと今年は袋モノに縁があったのか、フランス出張した際に「LIPAULT(リポー)」というブランドのショルダーバック、限定のカモフラ柄をオンライン購入・店舗引き取りで入手しました。リポーはパリの鞄メーカーですが2005年創業の新興ながら、軽量仕立てかつカラフルな鞄で急伸したブランド。

現在はサムソナイト・グループの傘下にあります。カモフラ柄は本格的とかミルスペックじみている方が人前では子どもっぽく見えるので、このぐらい力の抜けたソフトなカモフラだと服装も選ばず、まぁ使い勝手いいんじゃないかと。

ポータブル真空管アンプは車載に不向き

AMPAPA(アンパパ)のポータブル真空管アンプ。
AMPAPA(アンパパ)のポータブル真空管アンプ。

もうひとつはAMPAPA(アンパパ)という、アメリカ設計・中国生産のポータブル真空管アンプを入手しました。約15×9×2.5cm程度のサイズなので、デスクトップオーディオとしてヘッドフォンアンプ的な用途だと思いますが、ステレオ入力の他にフォノ入力まで付いています。PC音源から仕事中にBGMをかけておくのに具合いいです。再生音は適度に艶やかになってアナログっぽい目の粗さがあって、観賞用というより軽く聞き流すのに丁度よくて。

しかもDC12V電源なのでシガ―ライター電源で駆動して、音声はAUXから出力して車内で聴けたら、それまた楽しいんじゃないかと持ち込んでみたのですが、ダメでした。おそらくコイルかオルタネーターか分かりませんが、エンジンが回っている間、バツッバツッと周期ノイズをキッチリ拾ってしまうんです。エンジンとの間に鉛か何かで、遮蔽ボードでも入れてみたら違うのかもしれませんが、それもどうかと思い。飛行機で移動する際にも持ち込んでみようかと考えたのですが、真空管をセキュリティチェックで没収されたら虚しいと思い、やはり仕事机が最適だと思うことにしています。

A110のオイルフィルター。あれ?サムスン?

「アルピーヌ A110」のあんなものとか懐かしい中古アンプ「サンスイ」を購入【2024年に買った逸品】

2024年が終わり2025年を迎えた。自動車業界も振り返れば激動の1年だったが、我々の生活は日々粛々と進んでいる。そんな中で自動車メディアに住むものが2024年に買ってよかったものを振り返るコラム。モータースポーツジャーナリスト南陽一浩は何を買ったのか?