1970年代の魂を現代へつなぐ「Z900RS」シリーズの進化

カワサキのレトロスポーツ「Z900RS」シリーズは、1970年代に誕生した伝説的モデルのDNAを受け継ぎつつ、現代の走行性能と快適性を融合させたバイクとして2017年の登場以来、熱烈な支持を集めてきた。

新型となる2026年モデルはエンジン、シャーシ、電子制御の各領域をアップデートし、滑らかで力強い走りと安心感のあるライディング体験を提供する構成へと進化している。低回転域での扱いやすさと高回転域でのスポーティな出力を両立させる電子制御スロットルバルブや、6軸IMUを活用したKCMF、シフトアップ/ダウンに対応するKQS、エレクトロニッククルーズコントロールといった最先端のライダーサポート機能を装備することで、普段使いからツーリングまで幅広いシーンで高い満足度を実現している。

こうした技術進化は、クラシックデザインとの融合によって、単なるレトロ再現ではなく、現代のバイクとしての完成度を高める結果となっている。

圧倒的存在感を放つオールブラックスタイル

Z900RS Black Ball Editionは、その名の通り全身をブラックで統一した特別仕様モデルである。エボニーカラーをベースに、メーターベゼルやヘッドライトリム、ハンドルバー、ブレーキ&クラッチレバー、フロントフェンダーステー、ラジエーターシュラウド、ニーグリップカバー、燃料タンクキャップまですべて漆黒で仕上げることで、強烈な精悍さと統一感を生み出している。

前後ホイールやチェーンまでも黒に統一され、ブラックの奥深い質感がZ900RSのクラシカルなフォルムにモダンな迫力を加えている。このオールブラックのアプローチは、伝統的なスタイルを尊重しながらも主張ある存在感を演出し、所有する喜びを一段と高めるデザイン哲学として提示されている。

カワサキプラザ専売、手厚いケア

Black Ball Editionはカワサキプラザ専売モデルとして提供される「カワサキケアモデル」に位置づけられ、購入後の安心感も大きな魅力となる。メーカー希望小売価格は152万9000円(税込)で、2026年2月14日(土)に発売が予定されている。

カワサキケアモデルでは納車後1か月目の点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)が無償で受けられる体制が整えられ、日々のライディングや長距離ツーリングにおけるメンテナンス不安を軽減するサポートが付帯する。

伝統と現代技術の融合が描くタイムレスな存在

Black Ball Editionの魅力は単なる色彩の特別性にとどまらない。Z900RSシリーズ全体に息づく「タイムレスZ」というコンセプトは、変わらない伝統を守りながらも進化を続けることを意味している。この哲学はZ1が築いた歴史を未来へと紡ぐ姿勢として表現されており、クラシカルでありながら最新の安全装備・快適装備を備えることで、乗る者に時代を超えた価値を提供する。

Black Ball Editionはこのコンセプトを一層際立たせる象徴として、漆黒のフォルムと相まってZ900RSの魅力を最大限に引き出している。オールブラックのディテールとZ1由来のグラフィックは、引き締まった印象と所有感を両立させ、長く愛される「タイムレス」モデルとしての地位を確立している。

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