業界人コラム GS650Gだけじゃない!CB750Fにカタナも!?『メガゾーン23』は1980年代の人気モデルが多数登場するバイクアニメだった【写真・17枚目】 松井健司氏が製作した「GS650G矢作省吾スペシャル」。アニメ『メガゾーン23』で主人公が乗るバイクのレプリカだ。 『メガゾーン23』Blu-ray 『超時空要塞マクロス』制作スタッフを中心に、1985年3月から1989年11月にかけ全3作がリリースされたOVAシリーズの第1弾。OVA黄金期を代表する作品であり、2万6000本という驚異的なセールスを記録した。Blu-rayやDVDがAmazonなどで購入できる他、各種配信サービスで視聴可能。Blu-ray:5814円/DVD:6980円(参考価格:Amazon)©AIC 青島文化教材社から発売された『メガゾーン23 No.01 1/24可変ガーランド』(メーカー希望小売価格:3990円[税込])のボックスアート。 『メガゾーン23 PARTII』Blu-ray 『メガゾーン23』の続編として1986年5月にリリースされたのが『メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い』。同作は板野一郎氏が監督を務め、時祭イブ以外のキャラクターデザインを梅津泰臣氏が担当している。また、主人公の省吾役の声優は矢尾一樹氏に変更された。キャラクターデザインや主人公も声が変わったことで同一人物に見えないという問題はあったが、メカや作画に対するこだわりは前作から変わりがない。Blu-rayやDVDがAmazonなどで購入できる他、各種配信サービスで視聴可能。 Blu-ray:5641円(Amazon参考価格) ©AIC 松井氏が製作した「GS650G矢作省吾スペシャル」のカスタムポイントは、劇中に登場したマシンに準じており、フレームを黒から赤へとリペイントし、劇用車と同じアフターパーツを用いている。 「GS650G矢作省吾スペシャル」のリヤビュー。現在、マフラーは貴重なアウトバーン製のものが装着されているが、もちろん、松井氏は省吾の愛車と同じヨシムラ製のマフラーも入手し、大切に保管しているそうだ。 物語冒頭で省吾のGS650Gと激しいチェイスを演じたホンダCB750PのベースとなったCB750F。1979年に登場し、適時改良を受けながら1984年まで生産が続けられた。白バイとして採用されたほか、AMAスーパーバイク選手権や鈴鹿8時間耐久ロードレースなどのモータースポーツで活躍した。 由唯を原宿ピアザビルに送ったあと、表参道を走るスズキGSX1100Sカタナを見つけた省吾はGS650Gでバトルを挑む。1100カタナは国内販売車は750ccまでとの販売規制により正規販売されることはなく、逆輸入車として購入するしかなかった。逆輸入車は高価だったことから若者がおいそれと手を出せるものではなく、当時のライダーにとっては垂涎の的だった。 省吾の友人のモーリーこと森浩樹が愛用していたヤマハFJ1100。1984年に世界最速のグランドツーリングスポーツとして誕生したが、輸出専用車だったことから国内販売されることはなく、少数が逆輸入車として販売されたに留まる。省吾と舞、モーリーと智美のWデートのシーンに登場した。 「ガーランド」を奪った省吾を追うB.Dの部下が追跡に使用したバイク。スズキGSX-R750は油冷エンジンやアルミダブルクレードルフレームを採用したスズキのフラッグシップモデル(当時)で、ビッグバイクにレーサーレプリカという概念を持ち込んだ初のバイク。 「ガーランド」を奪った省吾を追うB.Dの部下が追跡に使用したバイクがホンダVF400Fインテグラ。1982年にリリースされたVF400Fにフルカウルを与えたバリエーションモデルとして1984年に追加された。カウルをハンドルやフォークではなくボディマウントとしたことで、軽快なハンドリングとなったのが特色だった。 「ガーランド」を奪った省吾を追うB.Dの部下が追跡に使用したバイクが1982年に登場したカワサキGPz750。スチール製ダブルクレードルフレームに新型のミクニBSキャブを備えた750cc空冷4ストローク並列4気筒DOHC8バルブエンジンを搭載したフラッグシップモデル(当時)。フロントフォークには3段階調整可能なアンチダイブ機構を、リヤサスペンションにはユニトラックを採用。加えて前輪は新たに18インチとするなど、ハンドリングだけでなく衝撃吸収性や路面追従性も高められている。 「GS650G矢作省吾スペシャル」の右サイド。 ノーマルのGS650G。シート下サイドカバーのステッカーは車名の「GS650G」となっている。 松井氏の「GS650G矢作省吾スペシャル」のサイドカバーは「刀」のロゴになっている。 「GS650G矢作省吾スペシャル」の左サイド。 スズキGS650E(1981年)。 スズキGS650GT(1982年)。 1982年に登場した国内用のGSX750SはGSX1100Sの縮小版ではなく、ベースはGSX750Eだった。さらに、1100カタナの特徴であるスクリーンがなかったり、アップハンドル仕様になっていたことには賛否(主に否)の声があった。実際、ハンドルを1100用に交換するオーナーも多く、違法改造としての取り締まり、通称"刀狩り"が行なわれたことも話題となった。 「GS650G矢作省吾スペシャル」のフロントセクション。 松井氏の「GS650G矢作省吾スペシャル」はアニメの設定に合わせて前ウインカーはひとまわり小さな台形タイプに交換されている。 松井氏の「GS650G矢作省吾スペシャル」は細部に至るまで徹底的にこだわっており、アフターパーツで存在しないものは、写真のメーターパネルのように自作して再現している。 GS650Gに搭載される673cc空冷4ストローク直列4気筒DOHC8バルブエンジンは65ps/9500rpm・5.3kgm/8000rpmを発揮(カタログ値)。 シートはノーマルのものが装着されていた。今回の取材に合わせて松井氏はデッドストックの新品に付け替えてきてくれた。 アオシマ 『メガゾーン23 No.01 1/24可変ガーランド』のマニューバ・スレイブ形態。完全変形(股関節と手首のみ差し替え式)ながらこのクオリティ。現在は生産休止品のため店頭在庫のみとなる。見つけたらファンならぜひ抑えておきたい逸品だ。 アオシマ 『メガゾーン23 No.01 1/24可変ガーランド』のマニューバ・クラフト形態のフロント。プロポーションは良好で、同スケールで再現された矢作省吾のライディング・フィギュアを乗せることもできる。 アオシマ 『メガゾーン23 No.01 1/24可変ガーランド』のマニューバ・クラフト形態のリヤ。アオシマでは「自治軍カラーVer」もキット化していた(vol.3を参照)。 劇中で主人公・省吾が来ていた衣装で愛車にまたがる松井健司氏。 この画像の記事を読む