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編集部員がリアルに寝てみた!【車中泊テスト】

普通に寝られるシートアレンジに驚愕

個性的、というよりかなりクセの強いデザインが印象的なヒョンデ・インスター。ヒョンデとして国内4車種目の電気自動車で、スモールサイズでありながら「Voyage」「Lounge」の上位グレードは一充電走行距離458kmを達成し、長距離ドライブにありがちな充電頻度の心配を解消している。とはいえ「このボディサイズで本当に車中泊ができるの?」と思ってしまうが、驚きの秘密が隠されていた。

全長3830㎜、全幅1610㎜のボディサイズは国産車でいえばトヨタ・ライズよりもひとまわり小さい。しかし車内に乗り込むと思いのほか前席・後席ともに足元が広く、運転席と助手席には背もたれが完全に前倒しできるうれしい機能を搭載。ラゲッジから前席までが完全にフラットになり、その奥行きは助手席側で約2000㎜を計測。天井高は少々低めだが、身長170㎝の大人が余裕で寝転ぶことができ、車中泊するには十分すぎるほどのスペースが確保できた。前席の背もたれ部分は少々硬めのパネルが装備されているためそのまま寝るのは厳しいが、厚手のキャンプマット等があれば問題なし。さすがに大人2人で車中泊するのはかなり難しいが、ひとりでアウトドアレジャーや車中泊を楽しむための選択肢としては、かなりアリな1台でした。

[就寝スペースのつくり方]運転席&助手席も前倒し

インスターでの車中泊を可能にするのが運転席&助手席がフラットになるシートバックフォールディング機構。一般的なSUVの場合、前席を倒してもフラットになる車種はほとんどなく(スズキ・ハスラーなど一部の軽自動車で採用されている)、この機能を使うことで、ボディサイズからはちょっと考えられないほどの広々空間をつくることができる。後席は約130mmほど前後にスライドでき、一番前へスライドして倒せば前席と後席の隙間もほとんどなくなる。●奥行き 約2000 mm/幅 約1100 mm/室内高 約720 mm
「Lounge」と「Cross」に標準装備される電動スライド式サンルーフ。サンルーフがあるとないでは、寝転んだときの開放感がまるで違う。
前席シートを前に倒して完全フラットになるSUVは国産車ではほとんどない。車中泊だけでなく長尺物を積み込む際にも重宝する機能だ。

[ラゲッジルームの積載性]床下収納もかなり使える

カタログ数値によるラゲッジ積載量は280Lと決して大きくないが、必要な荷物をしっかり選別すれば1泊2日の車中泊に必要なアウトドアギアは十分積み込み可能。通常時の奥行きは約490mm、後席を約130mm前へスライドさせることでコンテナボックスふたつを含めた荷物をスマートに積み込むことができた。ラゲッジには床下収納も備わっており、折り畳めばスリムになるテーブルやキャンプチェアーなどを収納するのに最適。積載性も想像以上に高い。

想像していたよりも、相当イケる!!

スモールサイズの電気自動車「インスター」は、室内の広さ、車中泊の快適性、そして荷物の積載性と、様々な部分で想像を大きく超えてきた。そして一充電走行距離が458kmということもうれしいトピック。電気自動車で遠出する場合、残充電量を気にしながら移動することが多いが、航続距離458kmは心にかなりゆとりがもてる。電気自動車のメリットを活かした冬キャンプも「インスター」で試してみたくなった。

フロントのナンバープレート横に急速充電(上)、普通充電(下)の充電ポートを備える。付属のV2Lアダプターで家電などへの給電も可能。
ヒョンデ・インスター(Lounge)●車両本体価格:357万5000円

アクティブスタイル「INSETR Cross」が登場

2025年8月に追加された新グレード「INSTER Cross」は、タフでオシャレなデザインを採用したイマドキなアクティブ系スタイル。専用デザインとなる前後バンパーはスキッドプレートを連想させる形状で、アウトドアギアの積載に便利な大型ルーフバスケットを標準装備。「INSTER Cross」専用色となるアマゾネスグリーンマット(写真)を含む全5色のボディカラーもアウトドアシーンで映えるカラーリングとなっている。車両価格:372万9000円

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PHOTO:塩谷佳史

STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2026年1月号 No.361より

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