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今日は何の日?

■ラグジュアリーさを強調した7代目スカイラインステーションワゴン

1986年にデビューした日産「スカイラインステーションワゴン」

1986(昭和61)年1月9日、日産自動車は前年8月にモデルチェンジした7代目(R31)スカイラインに、「スカイラインステーションワゴン」を追加した。当該ワゴンは、洗練された“セブンス”のフォルムをベースにした個性的なリアビューとセダン並みのインテリアを特徴とするハイオーナーカーとしてデビューした。

2代目から7代目まで設定されたスカイラインワゴン

スカイラインの名ではないが、実はコレが最初のステーションワゴン? 1957年のスカイラインをベースに誕生した「スカイウエイ」

スポーティセダンを代表するスカイラインだが、一方で2代目スカイラインから7代目までワゴンも設定され、堅調な人気を獲得していた。

初めてワゴンが設定されたのは、1963年に登場した2代目スカイラインの「スカイラインエステート」だった。“セダンに飽きた方、行動半径の広い方のクルマ、スポーティワゴン”を謳った。

1968年にデビューした日産3代目スカイライン(ハコスカ)「スカイラインエステート」
1968年にデビューした日産3代目スカイライン(ハコスカ)「スカイラインエステート」

1968年に登場した3代目“ハコスカ”にも、エステートが設定。当時としては、国産唯一の本格的なエステートであり、パワートレインはセダンと共通の最高出力100ps/最大トルク15.0kgmを発揮する1.8L 直4 SOHCエンジンと4速MTの組み合わせだった。

1972年にデビューした日産4代目スカイライン(ケンメリ)「スカイラインワゴン」
1972年にデビューした日産4代目スカイライン(ケンメリ)「スカイラインワゴン」

さらに爆発的な人気を誇った“ケンメリ”の4代目でも、バンともにワゴンが設定。エクステリアは、リアクォーターウインドウをなくし、全面をボディパネルとしたのが特徴だった。1.8L 直4 SOHCを搭載した「スカイライン1800GL」がベースで、インテリアには木目のインパネやシフトノブ、前席セパレートシートなど、セダンと同等の仕様に仕上げられていた。

1979年にデビューした日産5代目スカイライン(ジャパン)「スカイラインワゴン」

続く5代目“ジャパン”、6代目“ニューマン”でも、ワゴンが用意された。6代目のワゴンは、エンジンバリエーションが豊富なのが特徴だった。

ラグジュアリーなスポーティセダンを目指した7代目“セブンス”

7代目のステーションワゴンに進む前に、まずベースの7代目(R31)“セブンス“について話をしておこう。

1985年にデビューした日産7代目「スカイライン(4ドアハードトップ)」
1985年にデビューした日産7代目「スカイライン(4ドアハードトップ)」

スカイライン“セブンス”は、ハイソカーブームの真っただ中の1985年8月、“都市工学スカイライン”のキャッチコピーでデビューした。

1985年にデビューした日産7代目「スカイライン(4ドアハードトップ)」

セブンスは、ウェッジシェイプを基調としたスポーティでエレガントなスタイリングを採用。当時はバブル景気に火が付いた頃、セブンスもハイソカーブームの影響を受け、スカイライン伝統のスポーティ路線からラグジュアリー路線へ舵を切り、4ドアのハードトップとセダンでデビューした。

1985年にデビューした日産7代目「スカイライン(4ドアセダン)」
1985年にデビューした日産7代目「スカイライン(4ドアセダン)」
1985年にデビューした日産7代目「スカイライン(4ドアセダン)」

搭載エンジンは、最高出力165ps/最大トルク17.0kgmを発揮する2.0L 直6 DOHCと210ps/25.0kgmの同ターボエンジンをメインに、同SOHCエンジンやディーゼルなど多彩なエンジンラインナップを用意。トランスミッションは5速MTおよび4速ATが組み合わされた。

1986年にデビューした日産7代目「スカイライン(2ドアスポーツクーペGTS)」
1986年にデビューした日産7代目「スカイライン(2ドアスポーツクーペGTS)」に搭載された2.0L 直6ターボのRB20DET型エンジン
日産7代目スカイラインに搭載された2.0L 直6ターボのRB20DET型エンジン

4ドアハードトップの販売は、ハイソカーブームの勢いに乗って好調に滑り出したが、一方で2ドアがないため熱狂的なスカイラインファンには不評だった。これを受け、デビューから遅れること9ケ月後、1986年5月に急遽2ドアの「スポーツクーペGTS」を追加した。

セダンに負けない豪華さのステーションワゴン追加

“セブンス”デビューの翌1986年1月のこの日、“セダンをしのぐほどの豪華さと格調をもつ本格ステーションワゴン誕生”と謳ってステーションワゴンが追加された。

日産「スカイラインステーションワゴン」のリアサイドビュー

フロントは、セブンスのスポーティなイメージで、リアにはリアコンビランプと一体感を満たせた大型アクリルフィニッシャーの採用によってラグジュアリー感を強調。またインテリアについても、高級ステーションワゴンに相応しい装備が揃えられた。

日産「スカイラインステーションワゴン」のコクピット

パワートレインは、最高出力100ps/最大トルク15.2kgmの1.8L 直4 SOHC、145ps/21.0kgmの2.0L 直6 SOHCターボエンジンの2種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。

日産「スカイラインステーションワゴン」のフロントシート

その他にも、リアリクライニングシート、フリーシートセッター(高さ調節)、ランバーサポート、電磁式バックドアロックといった機能も設定され、リアサスペンションは荷室積載性を配慮してパナールロッド付き5リンク式を採用。さらに、2.0Lターボ車には車速感応油圧反力式の電子制御パワステが装備された。

車両価格は、137.5万~164.4万円(1.8L車)/233.5万円(2.0Lターボ車)に設定。当時の大卒初任給は、14.6万円(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で217万~259万円/368万円に相当する。

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人気のスカイラインのステーションワゴンとして、アウトドアレジャーの流行を先取りすることを狙ったが販売は伸び悩んだ。当時はまだ本格的なアウトドアブームは起こっておらず、ワゴンは商用車の延長線上というイメージが強く、自家用車として購入する層は少なかったのだ。結局スカイラインのワゴンはこの7代目が最後となり、ラインナップから消えた。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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