最高出力255PSを発揮する2.0L直列4気筒ターボエンジンはキャリーオーバーか!?

BMWは現在、主力「5シリーズ セダン」改良新型を開発中だが、ワゴンボディの「ツーリング」プロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。

BMW 5シリーズ ツーリング改良新型 プロトタイプ スパイショット

他のBMWモデルと同様に、5シリーズもニュークラシック時代の一環として改良が進められており、最近のコンセプトカーや電気自動車のiX3に見られるような新しいスタイリングが採用されている。

BMW 5シリーズ ツーリング改良新型 プロトタイプ スパイショット

昨年の初め、新型5シリーズのプロトタイプが、ボディにぴったりと密着したカモフラージュを施した状態でテスト走行している姿が目撃された。ノイエクラッセ・コンセプトにインスパイアされた新しいヘッドライトとキドニーグリルが明らかになり、次世代セダンの姿は既に決まっているように見えた。

しかし、初めて捉えたツーリングバージョンのスパイショットを見ると、BMWは開発途中でデザイン変更を行ったようなのだ。

キャリーカーに積まれたプロトタイプを見ると、キドニーグリルの形状は現行5シリーズに近づいているようだ。より滑らかで彫刻的なデザインは健在だが、ノイエクラッセの過激な影響は抑えられているようで、ヘッドライトも微妙な形状変更が行われ、より細く、フロントエンドにしっかりと一体化している。

進化したのはフロントエンドだけではない。リアにも調整が加えられ、テールライトは最新の3シリーズからデザイン要素を取り入れている。これは小さな変更だが、BMWが劇的な変化ではなく、従来のデザインを継承していく姿勢を示唆しているといっていい。

キャビン内はiX3のレイアウトを継承すると見られ、新しいパノラミックiDriveレイアウトを採用する可能性が高い。これには中央のインフォテインメントスクリーンと、ダッシュボードのほぼ全幅に広がるワイドな曲面ディスプレイ(カウル上部に配置)が含まれる。

どちらのスクリーンにも、BMWのiDriveソフトウェアの最新バージョンが搭載される。また、iX3の4本スポークステアリングホイールも採用されると予想されているが、これは賛否両論だ。このステアリングホイールは、5シリーズを含む他のラインナップにも採用される見込みだ。

パワートレインのラインナップに大幅な変更を加える可能性は低いと思われる。最高出力255PS、最大トルク400Nmを発揮する2.0L直列4気筒ターボエンジンは、キャリーオーバーされる見込みだ。しかし、3.0L直列6気筒ターボエンジンは若干の強化が予想され、最高出力は393PS、最大トルク580Nmにまで引き上げられる可能性がある。

今回の改良モデルには、ガソリンエンジンに加え、新しいディーゼルエンジン、改良されたプラグインハイブリッド、そして効率性と航続距離の向上が見込まれる改良型電気自動車のi5も含まれる予定だ。

なお、ノーズのカモフラージュは従来のキドニーグリル回帰を思わせるダミーの可能性もある。今後のプロトタイプに注視していきたい。