Honda・UC3

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Honda UC3とは何か 電動二輪新世代の位置づけ

UC3は、「Expected life. Unexpected discoveries」というHondaの二輪電動事業の新しいブランドプロミスを具現化した、初の電動二輪パーソナルコミューターモデルである。
開発コンセプトは“Intelligent Urban Life Partner”で、EVならではの新たな体験価値と、HondaがICEモデルで培ってきた品質と安全性の両立を目指している。

動力用電源には、Hondaとして初となる固定式LFPバッテリーを採用。
モーターはHonda独自開発・生産のホイールサイドモーターで、最大出力6.0kWを発揮する。

回生制御と磁気回路構造の最適化により高効率化を実現し、一充電あたりの航続距離は122kmとされている。
この数値は、タイにおけるWMTCモード1の認定値である。


走行性能と操作性

3つの走行モード

走行モードはSTANDARD、SPORT、ECONの3種類を設定。
走行シチュエーションや好みに応じた選択が可能だ。

リバースモードを装備

リバースモードを備え、駐車時や切り返し時の取り回し性を高めている。


デザインと電動専用ディテール

フロントからリヤまで曲線を取り入れたスタイリングとし、テール周りはアーチを描く特徴的なフォルムを採用する。
横一文字のシグネチャーライトは、Honda初の電動モーターサイクルWN7にも用いられた意匠である。

車体色はブラックを基調に、ゴールドカラー部品をアクセントとした電動二輪車専用カラーリングを設定。
プロダクトマークには、電動二輪車専用の新フォント「Honda」を採用している。


二輪CHAdeMO方式と充電時間

UC3は、CHAdeMO協議会が推奨する国際標準規格をベースとした二輪CHAdeMO方式を採用する。
充電器は1200Wと450Wの2種類を用意する。

充電時間

●0→100%
1200W:約4時間/450W:約9時間

●20→80%
1200W:約2時間/450W:約5時間


タイ・ベトナムでの充電インフラ展開

HondaはUC3発売に合わせ、タイとベトナムで固定式バッテリー車向けの充電インフラ整備を進める。
タイではバンコク市内を中心に、Honda二輪販売店やショッピングモールで充電ステーションを拡充する。

ベトナムでは、ハノイ、ホーチミン、ダナンのHonda二輪販売店に充電ステーションを設置し、2026年6月の稼働を目指す。

同時に、交換式バッテリーHonda Mobile Power Pack e:を用いた利用環境の改善も進める。
バンコクとハノイでは、Honda e:Swap BATTERY STATIONの設置拡充を計画している。


生産体制とHondaの電動二輪戦略

UC3はThai Honda Co., Ltd.で2025年12月から生産を開始し、タイおよびベトナムへ供給される。
ベトナムでは2026年中にHonda Vietnam Co., Ltd.での国内生産へ切り替える予定である。

Hondaは2050年のカーボンニュートラル実現を掲げ、二輪事業ではICEの進化と電動化を並行して推進する方針だ。
今後はバッテリーのリパーパスとリサイクルにも取り組み、循環型バリューチェーン構築を目指すとしている。


※1 リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
※2 タイにおけるWMTCモード1認定値