東京オートサロン2026の北ホールで、初日から人だかりのできていたResultJapanのNEO86ボディキット。日本車として最後のリトラクタブルヘッドライト搭載車はFD3S型マツダRX-7で、2002年(平成14年)8月の生産終了をもって、リトラはその幕を閉じました。あれから24年、令和の時代に新しいリトラの誕生は注目を集めます。
そんな2026年1月、同じ東京オートサロンの屋根の下、リトラ化された1台も! いや元々のクルマもリトラなんですが、装着したいエアロがヘッドライトを固定式するものだったので、リメイクされたのです。

そのクルマとは西ホール1の(ロータリーエキシビション)ブースに展示されているFC3SのサバンナRX-7、伊藤笑会6号機ver.2026spec(軌跡)です。


伊藤笑会6号機は2017年にオーナーの元へ納車された赤いFC3S。時を経て今回、最新の仕様へと再構成されるにあたり、リミックスされたエアロでエクステリアをまとめることになりました。その際、フロントカウルはRE雨宮のフルカウルプロが選択されたのですが、オーナーのこだわりでリトラを残すことに。


フルカウルプロはRE雨宮といえば、の固定式ヘッドライト4灯のスリークライト仕様。リトラのあった場所までヘッドライトのベースが伸び、バンパーの上面もヘッドライトのボトムラインでカットされています。さらにヘッドライト上にウインカーユニットがレイアウトされているので、そこにリトラを「復活」させるにはウインカーの移設も必要となります。FC3Sのボディに元々あったものを戻し、新しいカウルになかったものを生み出す。出来上がったものを見れば違和感もなく仕上がっていますが、実作業は葛藤などあったものと思われます。





最終仕様は、カウルプロのアピアランスを活かしつつ、ヘッドライト前方にブラックスモークのカバーを配し、パッシングレンズの機能を追加しています。ウインカーは細身のスリットにスバル系のユニットを仕込みました。
最終年でも35年が経過しているFC3S。伊藤笑会6号機ver.2026spec(軌跡)は、オーナーのリトラへのこだわりが生んだFC3Sらしさを残したリメイクにより仕上がったエクステリアのほか、パワーユニット、インテリアまでを再構築。令和を駆け抜けるヤングタイマーにして最新のマシンとなりました。

