ファクトリーレーシング由来の装備

オレンジレーシングの象徴、KTMが欧州市場向けに 2026 年モデル新型SX-F FACTORY EDITIONを発表した。250SX-Fと450SX-Fの2種類がラインナップされ、レース現場の最高峰からフィードバックされた技術と装備を標準装備したクロスカントリー/モトクロス用マシンとなる。欧州正規ディーラーでの展開は2025年末から 2026年初頭を予定し、ヘビーなライダーや真剣な競技者に向けたマシンとしての完成度を高めている。
新型SX-F FACTORY EDITIONは、レッドブルKTM Factory Racingチームで培われたノウハウを直系に反映したモデルだ。WP PRO COMPONENTSサスペンションが標準装備され、あらゆるセクションでの正確な入力応答とハンドリングを実現している。また、レーシーなグラフィックと専用カラーリングにより、ファクトリー仕様の迫力と存在感を強烈に主張する。フレームやプラスチックパーツにもレース由来の仕様が採用され、耐久性と軽量化の両立が図られている。
先進電子制御とコネクティビティ

電子制御面でも進化が著しい。ハンドルバー上のセレクタースイッチにより、トラクションコントロールやローンチコントロール、クイックシフターの制御が可能となり、ライディング状況やトラックコンディションに応じたダイナミックな設定変更が可能となる。また、Connectivity Unit Offroad(CUO)とフロントフェンダー内蔵 GPS モジュールによりKTMconnectアプリとの連携も実現。走行データの解析や設定変更をスマートフォンから行うことで、より詳細なマシンコントロールが可能となる。
性能と導入スケジュール

パワーユニットはDOHC4ストローク単気筒を採用し、クラス最高峰の出力特性を発揮する。250SX-Fではアクラポヴィッチ製チタンマフラーが採用され、現行FIM騒音規制にも適合しつつ軽量化と高出力を両立する設計となっている。エンジンマップは複数選択可能で、リニアなパワーデリバリーからアグレッシブなレスポンスまでコントロール可能。トラクションやクイックシフターも標準装備され、スタートゲートからの離脱性能も高められている。これらのモデルは2025年12月から2026年1月にかけて欧州のKTM正規販売店で発売される見込みだ。
KTM の新型SX-F FACTORY EDITIONは、単なるプロトタイプの域を超え、一般ライダーがファクトリーレースに近い性能を体感しうる競技志向マシンとして登場する。競技本番でのパフォーマンスを求めるライダーにとって、オレンジのREADY TO RACE精神を具現する一台となるだろう。
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