モーター、インバーター、減速機を組み合わせたヒョンデの電動駆動システムを採用する予定

サウジアラビアが新たに立ち上げた電気自動車ブランド『CEER(シア)』が開発中のクロスオーバーSUVプロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。

CEER 新型クロスオーバーSUV プロトタイプ スパイショット

2022年に設立されたこの新しい電気自動車ブランドは、独自の技術は保有していないが、強力な支援を受けており、これらのスパイ写真に写っているような電気自動車を開発している。昨年夏、シアはRimac、BMW、Hyundai Transys、そしてFoxconnと技術提携契約を締結したことが明らかになった。同社のモデルは、クロアチアのNevera社製の高性能電気推進システム、ドイツ製の各種部品、そして韓国製のコンパクトな「3 in1」電気モーターが供給される。

CEER 新型クロスオーバーSUV プロトタイプ スパイショット

捉えたプロトタイプは、巨大なフロントガラスを備えたウェッジシェイプのデザインを特徴としている。このフロントガラスはIsoclima製で、シアはすでに「世界最大のフロントガラス」になると発表している。

両社はサイズについては言及しなかったものの、フロントガラスには太陽熱の吸収を最小限に抑える赤外線反射トリプルシルバーコーティングが施されると述べている。シアがサウジアラビアに拠点を置いていることを考えると、これは非常に重要なポイントだろう。

さらに、フロントガラスには遮音性を高めるための吸音中間層と、ヘッダー部分に「ワイドカラーバンド」が設けられる。後者は色付きのサンシェードとして機能し、さらなる保護を提供する。

フロントガラスを除けば、プロトタイプは三角形のホイールと、ガラスパネルを備えたバタフライドアまたはガルウィングドアと思われるドアを特徴としており、これらには、厚いサイドスカートと黒いクラッディングが組み合わされている。

その他には、細身のライトユニットとデジタルドアミラーと思われるものが見られる。また、このモデルは独特のリフトゲートと棚のようなナンバープレートの窪みを備えた角張ったリヤエンドも特徴的だ。

シアは紅海沿岸に位置するキング・アブドゥッラー・エコノミックシティ(KAEC)に工場を建設しており、昨年は韓国のヒョンデとパワートレーンに関する契約を発表、この契約では、モーター、インバーター、減速機を組み合わせた韓国ヒョンデの電動駆動システムを採用する予定だ。

2026年に発表予定のこの最初の電気自動車だが、現在、ヨーロッパの秘密の試験施設で試験が行なわれており、性能や仕様に関する情報は一切公開されていない。しかし、目撃されたモデルの特徴や原産国から判断すると、四輪駆動となり、しかも安価なものになることは間違いないだろう。CEERは、後日、欧州でも同モデルが登場する可能性を否定していない。