スペクターと同様の「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」を採用か

ロールス・ロイスは、2023年にスペクターの名で初の電気自動車の販売を開始した。このラグジュアリークーペは大ヒットとなり、生産開始前に既に2025年までの受注が埋まったという状況だ。

しかし、ロールス・ロイスは現状に甘んじるつもりはない。BEVにシフトチェンジしようとしている同ブランドは現在、セダンとSUVの2種類の電気自動車を開発中で、SUVは「カリナン」の後継モデルとなる。
カリナンは2018年にラインナップに華々しく加わり、大ヒットとなった。それから8年が経ち、ロールス・ロイスは新たなフラッグシップクロスオーバーの開発に着手している。
スカンジナビアで寒冷地テストが行われているところを目撃されたこの改良モデルは、厳重なカモフラージュが施されているものの、一目でそれとわかる。分割されたライトユニットと、よりワイドになったと思われるグリルを備えた新しいフロントフェイシアが採用されているほか、スペクターを彷彿とさせる、ワイドな下部インテークも確認できる。
さらに後方を見ると、膨らんだボンネットと際立ったショルダーラインが目を引く。これらに加え、進化を遂げたキャビンと、全体のデザインに溶け込んだように見える新しいドアハンドルが採用されていることもわかる。
お馴染みのスタイリングはリアにも引き継がれ、垂直のエレメントを持つ新しいテールライトが採用されている。また、新しいリフトゲートと、バンパーに移動されたナンバープレートのリセスも採用されている。ちなみに、水平方向のリフレクターが新しくなり、排気口のカットアウトはなくなっている。
最新情報によると、この新型モデルは完全な電気自動車とのこと。スペクター同様に「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」をベースとしている。スペクターは102kWhのバッテリーパックと、最高出力584PS/430kW、最大トルク900Nmを発揮するデュアルモーター式全輪駆動システムを搭載。これにより、スペクターは0~60mph(0~96km/h)加速を4.4秒で達成し、WLTP航続距離は329マイル(530km)に達する。
また、スペクターはブラックバッジ仕様へのアップグレードも可能だ。この仕様は、最高出力659PS/485kWと最大トルク1075Nmを発揮するパワートレインを搭載している。0~60mph(96km/h)加速は4.1秒だ。
カリナンの後継モデルでは、スペクターより大容量のバッテリーを搭載する可能性があるが、発売は2028年前後と見込まれているため、しばらくは明らかにならないだろう。



















