伝統的2×6デザインの深み

スタイルと走りを一層極めたRPF1RS!

F1マシン用ホイールをバックボーンに持つ2×6デザインで、2002年の登場以来、強度・剛性・軽さを武器に数多くのスポーツカーの足元を支えてきたエンケイのレーシングホイール「RPF1」。そのロングセラーモデルのDNAを受け継ぎつつ、最新技術でブラッシュアップしたのが『RPF1RS』だ。

これまでRPF1RSは、ロードスターなどのライトウエイトスポーツ向け15インチと、ハイパフォーマンススポーツの主流となる18インチを中心に展開されてきたが、新たに17インチサイズが追加された。

今回取り上げるS13シルビアのオーナーが、低く薄く流麗なスタイリングを引き立てる足元としてRPF1RSを選んだことからも分かるように、平成スポーツカーをスタイルと走りの両面から魅せる一本へと仕上がっている。

比較的履きこなしやすいサイズ設定が中心だったオリジナルRPF1に対し、RPF1RSはリム幅・インセットともに踏み込んだチューナーサイズをラインアップ。視線を惹きつけるリム深さを実現しながら、軽量かつ高剛性なリムを成形するエンケイ独自の『MATプロセス』を、インナーリムだけでなくアウターリムにも適用した『MAT RS』製法を採用。ルックスだけでなく、確かなホイール性能を兼ね備えている。

デザインの核となるのは、ロングセラーモデルRPF1譲りのスタイリッシュなツインスポーク。F1用ホイールで培われた軽さ、応力分散性能、ブレーキ放熱性など、スポーツホイールに求められる要素を高次元で満たす造形だ。

スタンダードサイズでも立体感のある表情を見せていたフロントリムは、ディープ化によって一層の奥行きを獲得。繊細さと大胆さを併せ持つリム深度が、平成スポーツの足元に強い存在感を与える。

滑らかなコンケイブラインから一気にセンターへ落とし込む造形も、RPF1RSならではの見どころ。オプションでセンターキャップが用意されるが、あえてキャップレスとすることで、よりレーシーな表情を楽しむこともできる。

8.0Jオーバーのサイズにのみ与えられる2×6デザインのコンケイブラインと、ワイド感を強調するディープリムの組み合わせは秀逸。S13シルビアやR32スカイラインといった平成前期の人気スポーツモデルを、純正フェンダーのまま“走らせて魅せる”足元を狙うなら、RPF1RSの17インチは間違いなく最有力候補となるだろう。

●取材協力:エンケイ TEL:053-522-5245

「表面処理で魅せる新境地」エンケイが提案するスポーツホイールの新たな表現[東京オートサロン2026]

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