スイスポの楽しさを追求し続ける!

独自ノウハウを蓄積してきたA PITならではの提案

気軽に立ち寄れるカスタマイズ拠点として幅広いユーザーに親しまれている「A PITオートバックス東雲」。発売当初からZC33Sスイフトスポーツと真摯に向き合い、市販パーツの検証やオリジナルパーツの開発を積み重ねてきた。

お馴染みのカラーリングを纏うデモカーは、「完全合法スペックで、どこまで楽しさと速さを追求できるか」をテーマに製作。そのメイキングを通じて得たノウハウは、余すことなくユーザーへフィードバックされている。現実的なステップアッププランとして展開されているのも大きな魅力だ。

ファーストステップは吸排気チューン。HKSコールドインテークやスーパーターボマフラー、ブローオフバルブによって効率を高め、パワーとフィーリングを底上げする。続くセカンドステップでは、フラッシュエディターとメタルキャタライザーを組み合わせたブーストアップ仕様で、さらなるモアパワーを狙う。

スポーツ走行まで視野に入れたサードステップでは、インタークーラーやオイルクーラーなど冷却系を強化。吸気温度や油温を安定させることで、サーキットでの連続走行にも耐えるタフな仕様へと進化する。最終ステップは、A PITオリジナルのハイフロータービンの導入だ。エンジン本体には手を入れず、現車合わせのセッティングを施すことで、ブーストアップでは得られない力強い加速と回転の伸びを実現する。

その圧倒的なパワーを支えるため、足まわりも抜かりなく強化。HKSハイパーマックスRにレートアップしたA PITオリジナルスプリングを組み合わせ、筑波サーキットで1分2秒4という好タイムを記録する。

要となるのはリヤスプリングだ。コーナーで踏ん張った際にインリフトで後輪が接地を失わないよう、レートだけでなく特性や自由長まで徹底的に煮詰められている。また、オリジナルのフロントメンバーボルトを装着し、足まわりがストレスなく動く環境を整えている点も見逃せない。

ホイールはTWS T66FのA PITオリジナルカラー。サイズはフロント8J+42×17、リヤ7.5J+42×17で、タイヤはポテンザRE-71RSを組み合わせる(F:225/45、R:215/45)。フロントブレーキはエンドレス製4ポットキャリパーで容量アップが図られている。

純正形状ダンパーのまま、もう少ししっかりとした乗り味を求めるユーザーに向けて、現在開発中なのが純正形状スプリングだ。ほどよくローダウンする“大人仕様”で、2026年春頃のリリースを予定している。

画像はいずれもA PITオリジナルスプリング。左のVer.1はZC33Sリヤ用5.2kg/mmで、HKSハイパーマックスSなどと相性の良い低反発タイプ。中央のVer.2はZC33Sリヤ用10kg/mmで、テイン・モノレーシングやHKSハイパーマックスRとの組み合わせが推奨される。

レートアップ仕様ながら伸び側も確保され、内輪の浮きを抑制する特性だ。右はZC32S/ZC33Sのフロント対応、10〜14kg/mmのダブルレート仕様。走り慣れていない人でも扱いやすく、突き上げ感も抑えられている。

快適装備はそのままに、大幅な軽量化は行わず、それでいてサーキットでは驚きのタイムを刻む。ステアリングはナルディ製、ブースト計はデフィ製を装着。CAEウルトラシフターによるクイックでカッチリとしたシフトフィールも魅力だ。シートはブリッド製フルバケットに交換され、ドライビングの楽しさをさらに引き上げている。

現行のZC33Sが注目されがちだが、先代ZC32Sもまだまだ現役だ。走るステージ次第ではZC33Sに引けを取らない走りも可能。A PITオートバックス東雲では、そんなZC32Sの魅力を引き出すべくデモカーを導入し、チューニングを進めてきた。

「市販パーツを使ってバランス良く仕上げるというコンセプトはZC33Sと同じです。手頃なベース車だけに、コストを抑えたチューニングも重要なテーマ。ユーザーさんの参考になる仕様を目指しています」とA PITの杉田さんは語る。

ZC32Sデモカーは、TMスクエアのインテークボックスやエキマニ、スポーツECUで爽快な吹け上がりを実現。トラスト製オイルクーラーやアールズ製ラジエターなど、冷却対策も万全だ。

足まわりはテイン・モノレーシング車高調にA PITオリジナルスプリングを組み合わせ、フロントは10〜14kg/mmのダブルレート(中反発)、リヤは12kg/mm(低反発)という構成。街乗りでの快適性とスポーツ走行時の限界性能を高次元で両立している。撮影移動中も、突き上げ感のないしなやかな乗り味が印象的だった。

タイヤ&ホイールはTWS T66-F(7.5J+45×16)にディレッツァZⅢを組み合わせ、サイズはフロント225/45、リヤ205/50。

シートはブリッド・ジータⅣを装着。豊富なラインナップを揃え、試座も可能なA PIT PERFORMANCE FACTORYなら、最適なシート選びができるのも心強い。

東京・新木場にある「A PIT パフォーマンスファクトリー」は、広々としたショールームを備える専門工房。知識と経験豊富なスタッフが、じっくりとカスタマイズ相談に応じてくれる。足まわり交換やLSD組み込みといった重作業も、最新設備で安心して任せられる。

完全合法の範囲で「速さ」と「楽しさ」を突き詰め、その成果を現実的なメニューとしてユーザーに還元していく——。その姿勢こそがA PITオートバックス東雲の真骨頂だ。ZC33Sはもちろん、ZC32Sまで含めた幅広い提案は、スイフトスポーツを長く、深く楽しみたいオーナーにとって心強い指針となるはずだ。

●取材協力:A PIT AUTOBACS SHINONOME 東京都江東区東雲2-7-20 TEL:03-3528-0357

「完全合法チューンで速さを追求!」A PIT東雲が目指すZC33Sチューンの理想形!

【関連リンク】
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https://www.apit-autobacs.com/