フェアレディZオーナーの夢の時間に密着!
総生産台数50台と言われる432-Rと共に40年を歩む

毎年5月、富士スピードウェイで開催される「オールフェアレディZミーティング at 富士スピードウェイ」。その主催を務めるのが「S30ZCAR.JP」であり、会長の竹内さんは、超希少モデルとして知られるZ432-Rのオーナーでもある。
この432-Rを手に入れたのは今から約40年前。以来、イベントを中心に全国を走り続け、現在の走行距離は20万kmオーバー。その間、エンジンは2度のオーバーホールを受けているが、基本的なコンディションはオリジナルを忠実にキープしている。

Z432の名が示す通り、搭載されるのは日産が誇るレーシングエンジン「S20」。4バルブ、3キャブ、2マフラーという構成はもちろん健在で、さらに432-Rではレースを前提とした専用装備が与えられている。

インパネ周りはラジオや空調を廃し、徹底した軽量化を図ったレーシング仕様。イグニッションキーがコラムではなくシフトコンソールに配置される点も、432-Rならではの特徴だ。新車時からの改造歴を把握できているのも、ワンオーナー車を購入したからこそである。

Z432の由来でもある4バルブ、3キャブ、2マフラーの装備もしっかりと維持。40数年前にワンオーナー車を購入したため、新車から改造歴などがなかったことも把握しているという。

足元にはRSワタナベのHAKO-Rを装着。ノーマルの鉄チンを思わせるルックスながら、アルミ製とすることでバネ下重量の軽減にも貢献している。
希少パーツてんこ盛りで幻の260Zのイメージを作る!

1973年の東京モーターショーで参考出品されながら、市販直前で幻となった260Z。そのイメージを独自解釈で具現化したのが、Z歴30年を誇る綱島さんの1台だ。

ボブ・シャープ・レーシング製ヘッドカバーの下には、排気量3.0Lまで拡大されたL型エンジンを搭載。ソレックスキャブ、タコ足、デュアルマフラーという王道メニューに加え、オプションカムや5速直結ギアなど、長年かけて組み上げた濃密なチューニングが詰め込まれている。

ホイールはRSワタナベ・ゴッティ。極初期モデルという超レアな逸品で、クルマの雰囲気をより特別なものへと引き上げている。
スタイル違いで2台のZ32を仕上げる

ボディショップを営むpondariさんが所有するZ32は、左ハンドルのコンバーチブルに5速MTという希少な組み合わせ。Z32のフォルムに惚れ込み、ほかにも超ワイドなブリスターフェンダー仕様を所有するほどのZ好きだ。
こちらは車高を抑え、ホイールとオリジナルフロントスポイラーでまとめたシンプル路線。ブラックボディにグレーの幌を組み合わせた配色は、控えめながらも強い存在感を放つ。

幌は、ビニールトップではなく質感の高いファブリック製をチョイス。カラーもモノトーンボディに合わせたグレーを選択している。

大人なムードを漂わせつつ、ステアリングは超小径のグラントの8インチをセット。極端に小径サイズながら、普段からこのステアリングで運転しているというから驚き。
実走行3000マイルの超お宝車

北米限定3000台の10thアニバーサリーモデルの中でも、走行わずか3000マイルという“ほぼ新車”状態を保つ1台を所有するのが木村さん。アメリカでワンオーナーのまま大切に保管されていた個体を日本に持ち込み、さらに数年の保管期間を経て譲り受けたという。

樹脂パーツやレザーシートの状態は極上で、失われがちな純正装備もすべて揃う。現在はコンディション維持を最優先としながら、ツーリングやイベントへの参加も視野に入れている。

足元には、ジャパンダットサンサービスが販売していたJDSホイールの16インチを装着。深リムとボリューム感あるタイヤの組み合わせがお気に入りだ。
ティファニーブルーでイメージ一新


納車後すぐにカラープロテクションフィルムでフルラッピングを施した雨宮さんのZ。奥さんが選んだ淡いティファニーブルーが印象的だ。
このフィルムはプロテクション性能も高く、飛び石などからボディをしっかりガード。施工から1年が経過した現在も傷は皆無で、水はじきの良さも維持されているという。

カラーに合わせて内装も爽やかにコーディネート。ティファニーブルーとブラックルーフの間には、シャンパンゴールド系のアクセントを挟み、派手さを抑えた上質な仕上がりを演出している。

シートは社外品ではなく純正を張り替え、質感と統一感を向上。奥さんも運転するクルマということもあり、あくまでソフトなカスタムに留めている点も好印象だ。

