サーキット派のZC33S乗りに向けて製品化!

220馬力のエンジンとエアロで筑波アタックに挑む

ノーマルエンジンをベースに、軽量化とサスペンションセットアップを軸として「楽しく、そして速い」スイフトスポーツを追求してきたフラックス。その取り組みは年々成果を上げ、スイフトカップではシリーズチャンピオンを獲得。さらにレブアタックなどのタイムアタックイベントにも積極的に参戦し、その名を着実に広めてきた。

そんなフラックスのZC33Sデモカーは、周回レースにも対応するオールラウンダー仕様から一転。筑波サーキットでのタイムアタックに照準を合わせ、徹底的な進化を遂げている。

最大のトピックはフロントスポイラーの強化だ。既存のアンダーパネルを2枚重ねで延長し、翼端板と大型カナードを追加。フロントに発生するダウンフォースを確実に受け止める、攻撃的な空力パッケージへと刷新された。

2.8kgという超軽量を実現するカーボン製ボンネットは、タイムを狙うユーザー限定の競技専用品。純正キャッチは使用せず、ボンネットピン固定のみの割り切った仕様とすることで、徹底した軽量化を実現している。

定番アイテムとなるサイドアンダーパネルは出幅調整が可能で、大型化したフロントセクションとのバランスに合わせたセッティングにも対応。

さらにニューアイテムとなるリヤゲートは、総重量わずか4kg。軽量化だけでなく、GTウイングからの入力を受け止める内部構造を採用し、剛性面にも配慮されている。ガラス部分は一体成型のカーボン製となるため、使用環境に応じた加工が前提となる。

GTウイングはオリジン製を装着。ウイング取り付けを前提としたリヤゲートは、ステー取り付け部の強度を高めつつ、荷重を分散させる構造が与えられている。

リヤアンダーパネルはシンプルな造形で、空力パーツとしてだけでなく視覚的なアクセントとしても機能する。

タイムアタックマシンとして煮詰めていく中で着目したのが、車両上部の軽量化。その切り札となったのが、アンダー鈴木製のドライカーボンルーフだ。重心を大きく下げる効果は絶大で、車両挙動の変化をはっきりと体感できるという。

エンジンはノーマル内部を維持しつつ、タービンをAT36BBへ変更。エイリアンテックのマックスブーストECUで制御することで、推定220psまでパワーアップを果たしている。

サスペンションはクスコ製をベースに、減衰力などをオリジナルデータで最適化。テストを重ね、筑波本番に向けてさらに詰めていく予定だ。

新投入となるのが、ファンデュースと共同開発したフロントロアアーム。キャンバーとキャスターの調整幅を拡大し、ロールセンターは3段階で変更可能。より自由度の高いアライメント設定を可能としている。

サーキット走行向けに開発されたブレーキパッドは、安定したペダルタッチが特徴。純正キャリパーはもちろん、エンドレス製システムインチアップ(167品番)にも対応する。価格は純正キャリパー用がフロント/リヤ各3万250円、エンドレス用が2万4200円。

ハブリング付きジュラルミンスペーサー
ブレーキエアダクト
ブレーキエアダクトの付属ホース

そのほか、ハブリング一体型でセンターズレを防ぐジュラルミンスペーサー(3mm/5mm、各1万2100円)や、フォグランプベゼルから導入するオールインワン構成のブレーキエアダクト(3万8500円)など、実戦的なアイテムも充実。いずれも高い完成度で、ヒットアイテムとなっている。

レーシングドライバーに任せるのではなく、代表の森下さん自らがステアリングを握り続けることで、ユーザー目線のセットアップを貫くフラックス。スイフトカップ制覇に続き、次なる目標は筑波サーキット分切り。その挑戦は、今もなお進化を続けている。

●取材協力:ガレージフラックス(貴森産業) 三重県四日市市市場町957-2 TEL:059-329-5137

「格上を蹴散らす痛快スイスポ!」ZC33Sターボチューニングの真髄

エンジンチューンだけでなく、足回り、ブレーキ、空力まで徹底強化。トップフューエルの手で生まれ変わったZC33Sが、鈴鹿サーキット2分24秒232という驚異的タイムで高回転ホットハッチの可能性を証明した。

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