BMWで定番の直列6気筒エンジン搭載モデルも登場の見込み

BMW X5 次期型 プロトタイプ スパイショット

今年も始まっている寒冷地テスト。時には摂氏マイナス40度にもなるスカンジナビアは、新型モデル開発にとって最適だが、スパイカメラマンにとっては過酷を極める。

BMW X5 次期型 プロトタイプ スパイショット

そんな中、最高のX5プロトタイプを捉えることができた。ノーズはiX3を彷彿とさせるが、リアは少し異なる。

このプロトタイプは、次期型X5のガソリン車バージョンと思われる。ガソリン車と電気自動車はほぼ同じデザインだが、このガソリン車にはナンバープレートの上にグリルがふたつ追加されている。これはラジエーターに空気を送り込むためのもので、EVには必要のないものだ。

BMWの内燃機関モデルは通常、テールパイプを隠すことはせず、リヤバンパー下にその存在を窺うことができるが、このプロトタイプにはマフラーが見当たらない。しかし、小さな排気管が見えるため、やはりガソリン車であることは間違いないだろう。

前述のとおり、ヘッドライトとノーズはiX3とそっくりだ。BMWの新しい短く幅広のグリルは、これまでのものとは大きく異なっている。これは量産型のライトで、斜めのラインが特徴的なLEDデイタイムランニングライトは暗闇の中で独特の存在感を放っている。

iX3のテールライトはゴルフクラブのような形をしており、細長いラインの先端に大きな三角形がある。X5はこれまでとは少し異なり、スリムな眉毛のような形だ。テールゲートに現れたわずかなデザインからは、波形に2つずつの山と谷があり、車体中央近くまで細い線が走っていることが推測される。

X5は次期型でも、分割式テールゲートデザインを維持することが期待されている。このテールゲートは上下に分かれており、さっと荷物を積み込む際は上部のみを開けることができ、下部も開ければテールゲートでの作業や荷物の積み込みを容易にするし、フラットベンチにもなる。このプロトタイプでは上下を分割する継ぎ目が見えるが、現段階で確実なことは言えない。

新型では、幅広いパワーオプションで提供する計画だという情報が入っている。iX5モデルは、ベーシックな「50」、ミドルスペックの「60」、そして「M70」の3種類になると予想されている。また、ガソリンとディーゼルの「40」に加え、4気筒ターボエンジンを搭載した「50e PHEV」も用意される見込みだ。

さらに、「M60」と「M60e PHEV」も登場が予想されており、どちらもBMWの定番直列6気筒エンジンを搭載する。

5シリーズセダンとは異なり、BMWがデザインの方針転換を図ろうとしていないのは興味深い点だろう。最近、5シリーズは一時期採用されていたノイエ・クラッセのフロントフェイスではなく、旧型のノーズを採用している。これは、X5がフルモデルチェンジであるのに対し、5シリーズセダンはフェイスリフトであるという点が理由かもしれない。

X5次期型のワールドプレミアは、2026年前半と予想され、その後すぐに発売されると見られる。