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今日は何の日?

■ラリー専用車に仕立てられたサニー1600ツインカムVR

日産「サニー1600ツインカムVR」

1988(昭和63)年1月28日、日産自動車は6代目「サニー」ベースのラリー専用車「サニー1600ツインカムVR」を発売した。サニー1600ツインカムVRは、軽量ボディに最高出力120psの1.6L 直4 DOHCを搭載した高性能モデルである。

カローラとともに小型大衆車市場をけん引したサニー

1966年4月に誕生した日産初代サニー「ダットサン・サニー」

初代サニー(B10型)「ダットサン・サニー」は1966年4月に誕生した。当時は日本のモータリゼーション黎明期であり、高速走行もできる本格的なクルマ作りが始まった時期だった。

小型大衆車の先陣を切ったサニーは、長いノーズに傾斜したリアウインドウで構成されるファストバックのような、当時としては斬新なスタイリングを採用。最大の特徴は、新開発の一体成型で剛性を確保しながら、外板も極力薄肉化を図り、625kgという軽量ボディを達成したことだった。

日産初代サニー「ダットサン・サニー」に搭載された名機A型エンジン

最高出力56ps/最大トルク7.7kgmを発揮する1.0L 直4 OHVエンジンを軽量ボディに搭載し、1.5Lクラス並みの優れた走りが自慢だった。発売後、サニーは5ヶ月で3万台を売り上げ、その年の12月には月販台数が1万台の大台を突破する大ヒットを記録した。

1966年11月に誕生したサニーのライバルである初代トヨタ「カローラ」
サニーに対して「プラス100ccの余裕」とアピールした初代トヨタ「カローラ」のOHV K型エンジン

そしてサニーのデビューから遅れること半年後の11月には、トヨタからライバルとなる初代「カローラ」が登場。初代対決は総合力で優るカローラが販売台数で上回ったが、その後カローラとサニーは“CS戦争”と呼ばれる激しいトップ争いを繰り広げ、日本の小型大衆車市場をけん引したのだ。

その後もサニーはモデルチェンジによって進化を続けたが、販売台数ではカローラの後塵を拝した。1981年5月には、モデルチェンジで5代目(B11型)に移行。それまでのFRからFFレイアウトへ、そして車名から「ダットサン」が外れて「サニー」の単独ネームになった。

80年代の日産「サニー」

ユーザーの若返りを狙って成功した6代目サニー(B12型)

日産6代目「サニーセダン」の4WD
日産6代目「サニー」のリアビュー

6代目サニーは1985年9月に“トラッド・サニー”の愛称で、大衆車として比較的落ち着いたサニーのユーザー層の若返りを狙ってデビューした。ちなみに、トラッドとはトラディショナル(伝統的な)の略語である。

日産6代目「サニー」

バブル景気の中でデビューしたこともあり、サニーは大衆車としては豪華かつ上質さにこだわった。“ジャストサイズクオリティセダン”のコンセプトのもと、プラットフォームの刷新やボディ剛性の強化、新エンジンの追加などが行なわれた。

日産6代目「サニー」の主力エンジン、E13S/E15S型キャブレター仕様エンジン

スタイリングは、端正で上品なスクエアなフォルムで、ボディタイプは4ドアセダンと3ドアハッチバック、5ドアワゴン(カリフォルニア)の3タイプで構成。インテリアについても、ハイグレードには本革シートなど豪華な素材が使われた。

パワートレインは、最高出力67ps/最大トルク10.0kgmを発揮する1.3L 直4 SOHC、同じく82ps/11.5psの1.5 直4 SOHC、100ps/16.0kgmの1.5L 直4 SOHCターボ、55ps/10.6kgmの1.7L 直4 SOHCディーゼルの4種エンジンと、4速/5速MTおよび3速/4速ATの組み合わせ。駆動方式は、FFベースとパートタイム4WD(翌月にフルタイム4WD追加)が選べた。

車両価格は、89.5万~150.5万円。6代目サニーは洗練されたスタイリングとバブル景気の後押しもあり、期待通り若年層から支持されて人気モデルとなった。

サニーのラリー専用車1600ツインカムVR誕生

1988年にデビューした日産「サニー1600ツインカムVR」

1988年1月のこの日、6代目サニーのラインナップにラリー参戦のための「1600 ツインカムVR」が追加された。ただし、外観上はベースのサニーと大きな違いはなく、見た目はごく普通の4ドアセダンだった。

日産「サニー1600ツインカムVR」にも搭載されたCA16DE型エンジン

競技用に高性能1.6L 直4 DOHCエンジンを搭載し、足回りやブレーキも強化され、また軽量化のためにカセットやオートドアロック、フルホイールカバーなどが廃止され、さらにウインドウガラスやバンパー、ドアミラー、ラジオなどが簡素化された。

日産「サニー1600ツインカムVR」のフロントシート

パワートレインは、最高出力120ps/最大トルク14.0kgmを発揮する1.6L 直4 DOHCエンジンとラリー専用クロスレシオの5速MTの組み合わせ。駆動系は、ダートや雪道走行中に片輪がスリップしても駆動力の配分を自動制御して走行安定性を向上させるビスカスLSDも搭載された。

B12型サニーVR用のNISMO各種ラリーパーツも発売されていた
B12型サニーVRのチューンアップマニュアルもNISMOから発行

車両価格は、139.5万円。当時の大卒初任給は、15.8万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約203万円に相当する。

B12型サニーVRは全日本クラスではあまり目立った活躍は無かったが、アマチュア愛好家には支持された車両だった

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当時は、ナンバー付き車両で楽しめるラリーやダートトライアル、ジムカーナなどの競技を楽しむクルマ好きが多かった。そのような競技ベース車両の要望に積極的に応えたのが日産であり、「サニー1600VR」の他にも、「パルサーR1ツインカム」、ブルーバード「SSS-R 1800&2000ターボ」、「パルサーGTI-R」などを提供していた。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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