94kWhのバッテリーと最高出力483psのモーターを搭載するEクラスは、航続距離でGLCを上回る。

メルセデスベンツのミッドサイズ次世代サルーン、「Eクラス」電気バージョンの最新プロトタイプをカメラが捉えた。

第2世代メルセデスベンツEQEが再び目撃されたが、もはやEQEではない。販売不振と奇抜な外観への批判の後、このベンツの電気ミドルサイズセダンは、普通の車へと変貌を遂げつつある。EQテクノロジーを搭載したEクラスは、従来のメルセデス・ベンツの3ボックスセダンのような外観になり、見慣れたエクステリアは、ある意味退屈かもしれないが、明らかに人気は大幅に向上するだろう。

メルセデス・ベンツ Eクラス EQテクノロジー プロトタイプ スパイショット

ベンツとBMWが初めて量産EVを発売した時、BMWは従来のモデルに近いデザインを採用したが、メルセデスは他のブランドとは一線を画すスタイリングを持つ、全く新しいプラットフォームを発表した。

その結果、「Eクラス」の電気バージョンは、販売不振となり、後継モデルとなり、より伝統的なデザインを採用する。

メルセデス・ベンツ Eクラス EQテクノロジー プロトタイプ スパイショット

北欧で捉えたプロトタイプは、まだまだカモフラージュが厳重で、かなり奇妙な外観が見てとれる。注目は、ロールス・ロイスを彷彿とさせるグリル上部の巨大な隆起だろう。最終デザインは不明だが、おそらく量産型では採用されないと思われる。

同様に、ドアのカモフラージュラップの下には十分なパッドがあり、ベンツはリアドアのガラスラインを巧みに隠しています。

そのほか気づくのは、まず、このプロトタイプには電動式のフラッシュハンドルは搭載されておらず、従来のドアハンドルが装備されている。

ヘッドライトとテールライトはどちらもダミーだが、リアエンドの形状が一部確認でき、従来のベンツセダンよりも丸みを帯びている。これは空気抵抗を抑える効果があるはずだ。リアエンドの最終デザインも、現行のガソリン車Eクラスから大きく逸脱しない見込みだ。

量産型では、メルセデス・ベンツのMB.EA-Mプラットフォームを採用。先日ミュンヘンで開催されたIAAショーで発表されたGLC EVと多くの共通点を持つと予想される。このコンパクトSUVは同じプラットフォームを採用し、電気技術も向上している。

GLCに搭載された新しい800V電気アーキテクチャは、より高速な充電とSiC(シリコンカーバイド)インバーターを採用し、電力効率を向上させた。94kWhのバッテリーを搭載し、WLTPサイクルで443マイル(約720km)の航続距離を実現、わずか10分で最大188マイル(約300km)の充電が可能だ。

同じバッテリーと、最高出力483psのモーターを搭載するEクラスは、航続距離でGLCを上回るはずだ。車体が大きく重量はあるが、全高が低く、より空力特性に優れたセダン形状がそれを可能にするだろう。同じバッテリーやモーターが搭載されるとは断言できないが、可能性を示唆するものだ。

新型EクラスEVは、今年後半か2027年初頭に発表されると予想されている。