BARTBAR

メルセデス専門店の矜持

BARTBAR

メルセデス専門ショップとして30年以上の歴史を持つバルトベーアらしい完成度を持つ2台が並ぶ。いずれもマットブラックで落とし込まれたCLE53 4マチック+クーペとSL63 VITTワイドボディ。前者はBBS RI-Dホイールに、バルトベーアオリジナルエアロパーツでCLEクーペの性能と世界観をクールに引き立てる。後者はR231後期型の存在感を強調させたワイドボディだ。SUV全盛時代に敢えてクーペ&ロードスターの魅力をアピールした。

SVR/Auto Veloce

日常から非日常まで寄り添う

SVR/Auto Veloce

オートベローチェはSVRを持って世のスーパースポーツを染め上げてきた。今年はアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラに対してSVRボディキット、ヴォッセEVO-5Rホイールなどで武装した。それと真反対のアウトドア路線をいくのがベルランゴ「Cross-V」だ。同じくオートベローチェが提案するアウトドア系カスタムブランドだ。この2台を使い分けて日常と非日常を行き来することができたらどんなにハッピーだろう。

EURO

ダイムラーの技術と哲学に寄り添う

EURO

精緻でクリーンで、その裏地に凶暴さを秘めたメルセデスをつくり上げるユーロから登場したのはW465型AMG G63だった。ゴッドリーブ・ダイムラーの精神をリスペクトしたGOTTLIEB(ゴットリーブ)製の前後スポイラーにF10フォージドホイールを装着する。それはメルセデスのエンジニアリングに寄り添うように自然と調和していたのが印象的だ。2025年よりゴットリーブ・ジャパンが発足したことも手伝い、このアプローチは今後増えそうだ。

URBAN AUTOMOTIVE

人びとを魅了させる英国の伝統と革新

URBAN AUTOMOTIVE
URBAN AUTOMOTIVE

アーバン・オートモーティブがクラシックディフェンダーの開発に着手したのは2013年のこと。いまやハイエンドSUVを独自の美学で染め上げるトップチューナーへと進化した。ボンドグループは、高品質なカーボンパーツが目を引くAMG G63とディフェンダーXRSを展示した。XRSはワイドトラックスタイリングパッケージを軸とした製品群で個性化を図ったもの。コンプリートカーに限らず、気に入ったパーツだけを取り入れてもよさそうだ。

LEAP DESIGN

イタリアンスーパーカーにジャパンの彩りを添えて

LEAP DESIGN

イタリアのスーパースポーツ勢を染め上げてきたリープデザインらしく、今年はランボルギーニの2台体制だ。ドライカーボンパーツを敷き詰めたレヴエルトとアヴェンタドール。そのデザイン性と品質には唸らされる。2台のフラッグシップを支えるのがハイパーフォージド製ホイールであることにも注目したい。レヴエルトに装着されるのはヴィンテージシリーズEMR。純正装着タイヤに対応しつつ、クラシックメッシュを表現した意欲作だ。

MOONTECH

誰もが注目する、新世代の凄腕ビルダー

MOONTECH
MOONTECH

992型911GT3 RSとF80型M3コンペティション。最新作とともに、こなれ感が加わりカスタム熱が再燃するF型を並べるあたり、ユーザー目線を大切にするムーンテックらしさが滲む。今年の会場にあった3台の992型911GT3 RSすべてをムーンテックが手掛けたという事実が彼らの存在感を物語る。さらにG型M3が2台、GR86も2台。数多くのメーカーやビルダーが彼らを指名するのも頷ける。その勢いを象徴する確かな“カッコよさ”があった。

Make Over/Adam’s Polishes YOKOHAMA

さらにメイクオーバーした、アウディ専門ブランド

Make Over/Adam’s Polishes YOKOHAMA

2台並んだアウディRS3にはメイクオーバーらしさが詰め込まれている。オリジナルブランドであるバランスイットのボディキットを装着したことがひとつ。さらにDTEシステムのサブコンやスロコン(ペダルボックス)によってより刺激的な出力性能を得た。彼らはアダムスポリッシュ横浜としての活動も始まり、そのカーディテーリング技術も見逃せない。グラフェンセラミックコーティングという世界一硬いコーティング材を施工したという。

Tiger Auto

伝統が息づくジープモディファイ

Tiger Auto

ジープに惹かれ、その魅力を日本で訴えて早半世紀。タイガーオートは老舗のプロショップにして、現在は別組織として正規ディーラー「ジープ所沢」も運営する。そんな彼らが持ち込んだのは2台のラングラー。1台はいかにもタイガーパッケージらしいタフでマッチョな装い。そして手前にあるのは限定車「‘41エディション」をベースにwillys(ウィリス)をオマージュしたもの。1940年代と現代とが結びついた雰囲気がとても新鮮だ。

BISPOKES TOKYO

ビスポークの魅力を、クラシックディフェンダーに

BISPOKES TOKYO

クラシックディフェンダーを大切に守り、独特のコーディネートを加えながら後世に残そうとする。ビスポークストーキョーが今年持ち込んだのは110モデルで表現したオートバイオグラフィーモデル。カラマコッパーとサントリーニブラックとのツートーンは上質ながら、ディフェンダーの無骨さとも喧嘩をしていない。内外装問わず、すべてをオーダーできるテーラードプランこそ彼らの武器であり、それはブランド名が象徴している。

1016 INDUSTRIES

純正をリスペクトする、カーボン芸術

1016 INDUSTRIES
1016 INDUSTRIES

911GT3RSとカリナンという究極的な2台に対して、1016インダストリーズは自らの技術と感性でコーディネートする。高品質なカーボンで形づくられるエアロパーツは、純正の雰囲気や世界観を損なわず、そっとスポーツムードを高めてくれる。なるべく純正と同等のデザインを維持しながら、もともとある素地の部分もすべてカーボン地にする感覚だ。カリナンはワイドボディ化しているうえに、ブラック・バッジと同じカーボン柄を用いている。

BRABUS

ジャパンメイドブラバスマジック

BRABUS

ホソカワコーポレーションと代理店契約を締結したことで、日本でブラバスコンプリートはますます増殖しそうだ。今年はブリティッシュレーシンググリーンにグリーンカーボンというカリナン・シリーズIIと、内装までブラバス化し、800PSのパワーユニットを得たAMG G63(ブラバス800)がやってきた。この2台が象徴するように、ボディキットの装着はもとより、インテリアメイク、パワーユニットまでボンドグループでの施工が可能だ。

AMD WORK SHOP

ランドローバーの駆け込み寺

AMD WORK SHOP

純正、社外品問わずパーツ調達術に長け、自社開発品も多々生み出す。レストアや内外装コーディネートもお手のものだ。そんなAMDワークショップはアーバン・オートモーティブとオリジナル製品を組み合わせたコンプリートカーを完成させた。ベースは75thリミテッドエディション。ワイドトラックアーチに収まるのは新作ホイールにオールテレーンタイヤ。ルーフラックやラダーを含めて、オフローダーとしての資質に磨きをかけている。

RANGERS

いいモノ、お気に入りを修理しながら使い続ける

RANGERS

クラシックレンジローバーを大切に守り育てているのがレンジャースだ。1993年式のこの1台は彼らの活動を如実に示すもの。ダッシュボードやドア、シートなど内装をレザーで張り替え、断熱材、フロア防振・防音などを施工するなどフルレストア状態だ。外からみてもまるで新車の頃から時間が止まったかのような色艶を放つ。「いいモノやお気に入りを、修理をしながら長く使う」という、日英で共通する考えかたを彼らはサポートする。

RINEI

アメリカンカルチャーを日本で極めていく

RINEI

RINEI(リンエイ)はラングラーを中心に4WD系パーツとカスタムを得意とする。この道47年の実績を持つ老舗だ。悪路走破性を際立たせる本格派をつくることに定評があり、今年はその片鱗を示すようなラングラー・ルビコンの姿があった。とはいえ機能一辺倒ではない。足もとに輝くアメリカンフォースの鍛造ホイールはクロームに彩られていて、華やかな雰囲気を醸し出している。まるでSEMAの雰囲気を感じさせるような1台である。

J Factory

VW/アウディをハンドリングマシンへ

J Factory

VW/アウディ系チューナーとして長年実績を積み上げてきたジェイファクトリーは、毎年、趣向を凝らしつつ完成度の高いチューニングカーを持ち込んでくる。今年はRS3スポーツバック。英国で生まれたNITRON(ナイトロン)NTRの3ウェイ車高調を活かしたハンドリングマシンにして、街乗りも快適な仕上がりへと導いた。ボルクレーシングTE37 SL SAGA(18インチ)に組み合わせたフロント295/35、リヤ265/35のアドバンA052との相性も抜群だという。

TBR

サイバートラックがオートサロンにやってきた!

TBR

オートサロンにもいよいよ日本未発売のテスラ・サイバートラックがやってきた。テスラの修理、メンテナンス、そしてアフターパーツの開発から製造販売を行なうTBRが持ち込んだものだ。テスラの使い勝手をより向上させる製品群には定評がある。このサイバートラックはまだノーマルだが、鋭利なボディはラッピングされて華やかな雰囲気に。マイクロバス級ともいえるサイズ感と独創的なスタイリングに、足を止めて見入る来場者が後を絶たなかった。

Abe-Shokai

一流ブランドをもって日本のニーズにマッチさせる

Abe-Shokai

初公開の3台を並べたのは阿部商会だ。そのうちの1台がF66型MINIクーパーS。ジャパンスペックとして設定したビルシュタインのB14コンフォートに、阿部商会オリジナルブランド「アイゼンマン」のボディパーツ、インテークなどを装着する。ホイールはASフォージド108。これもアイゼンマンオリジナルだ。老舗インポーターだからこそ日本のニーズを汲み取り、海外ブランドと協力しながら、よりよいモノへと仕上げていく姿勢がそこにはある。

T.R.A KYOTO

三浦 慶氏が描く“ロータス・バニー”

T.R.A KYOTO

パンデムやロケットバニーなどワイルドなボディキットを次々と生み出す鬼才、三浦 慶氏の手腕がエリーゼで発揮された。ボディキットという範疇を超えて、もはやオリジナルカーのような装いを持つ。単なるショーモデルではない。1号車はツインターボ仕様のEJ25を搭載し、出力性能は1000PSへ。筑波サーキットで実力を発揮するタイムアタックカーとなった。この個体はより軽量性能に秀でる13B(ロータリー)を搭載する。

FACTOR

能ある鷹は羽根を隠す

FACTOR

マイアミブルーのボディカラーが手伝ってエレガントな印象漂う911ながら、これは991.2型のGT3 RSだ。Gクラスからスーパーカーまでカスタムパーツの企画開発、販売を営むファクターセレクションが仕上げたもので、リヤウイングレスパネルを使って巨大なウイングをキャンセルしてダックテール風にした。ホイールはオリジナル「G-FORGED」で、ほかにHPデザイン製のエアロパーツを纏う。新しいGT3 RSの着こなしがここにはある。

AZZURRE MOTORING

メイド・イン・ジャパンを世界へ

AZZURRE MOTORING

アズールモータリングらしく、ゼロ・デザインのボディキットとスカイフォージドでキメているカリナンとウルス。過激に見えるような造形であっても違和感なくまとまり、各々の世界観を損なわない。アズールモータリングのセンスと技術を、強く感じさせる。特にカリナンは黒く落とし込まれたコーディネートを持ち、いい意味で純正風情のように彼らのアプローチが溶け込んでいた。それはまるで日本で育まれたビスポークシステムである。

Maison Mistral Narrow Design

姿カタチはレトロでも、正体はAMG G63

Maison Mistral Narrow Design

その顔つきやボディの細部を見る限りは40年以上前のW460/461型と見間違う。しかしこれはW463型最終型限定車、AMG G63エクスクルーシブエディションである。メルセデス純正部品とオリジナル品を駆使して原点回帰させた。この顔つきにしたことで、行き場がなくなった冷却部品の大規模な移設をする際には、レーシングカー製作のノウハウも取り入れている。デジテックECUチューニングや、K&Nを使ったインテークシステムも搭載した。

office.M

唯一無二を追い求めるメルセデスチューナー

office.M
office.M

メルセデス専門チューナーとして活動するオフィスMの2台はともにぶっ飛んでいる。上のクルマは世界に1台のE500リミテッドを目指してフルチューニング。8連スロットル化に6速MTスワップにと、やり切った仕上げだ。対して下のAMG G63はブラバスのボディパーツを纏いながら、ムーンテック製「Ploom」のエアサスを使って車高をガツンと落とした。タイヤやホイールサイズにこだわり、ブラバス製ホイールをリバレルしてまで仕上げたものだという。

MANSORY

究極の中の究極を目指すトップランナーへ

MANSORY

大理石調のフォージドカーボンを持つワイドボディキットを纏うのがマンソリーカリナンだ。特にシリーズIIになってからのマンソリーは、よりスポーツイメージへ誘うとして世界中の富裕層から好評だという。この個体はさらにイノゼテックのペイントプロテクションフィルムを施工したもの。カーボンの質感を含めてボディの隅々にまで行き渡る宝石のような美しさが印象的だった。スカイブルーのコーチライン&インテリアもセンス抜群だ。

Bon Racing

現代によみがえったゴルフII

Bon Racing

クラシック・ミニのチューニングカーや、フルカーボンのロータス・エスプリなどの出展を続けてきたボン・レーシングから今年出てきたのはクラシックポロだ。現行ポロをベースにしながら専用グリル、バンパー、7インチのハロゲンヘッドライトなどゴルフIIの表情を盛り込んだ。ハルトデザインの製品を使ったものだ。オーバーフェンダーなどを含めて往年のホットハッチスタイルで、エアロパーツには強固なセミドライカーボンが使われる。

Liberty Walk

明日のクルマ好きを育てる

Liberty Walk

リバティーウォークからは、昨年お披露目されたミウラが会場にやってきた。リバティーウォークキッズの中心にいて、好きなようにボディに落書きしていいという大盤振る舞い。塗り絵体験とともに子供たちは大いにはしゃいだ。「未来のクルマ好きを育てる」という意味で、率先してシートに座らせて記念撮影したりと、体験型企画を推進する彼ららしい取り組みだ。今年からはチャリティーキッズ企画としてミニカープレゼントも始めた。

end.cc

Mシリーズを華麗に引き立てる

end.cc

BMW専門店であるアルツモトーレンバウは、end.ccというオリジナルブランドを持つ。今年はBMW Mシリーズに特化した製品展開を貫く「Reverence Line(レバレンス・ライン)」で仕立てたG81型M3ツーリング、G87型M2(6速MT)を持ち込んだ。M3はドライカーボン製、M2はドライハイブリッドカーボンが使われている。マット&カーボンプロテクションフィルムやボディストライプなどのボディメイクも見ものだった。

MCC-Complete/Next innovation/KYOTO DETAIL

フェラーリを己色に染め上げて

MCC-Complete/Next innovation/KYOTO DETAIL

トリプルブランドで東京オートサロンにやってきたトレンドリーダーたち。フェラーリSF90XXにF8スパイダーが並んだ姿は圧巻だ。他にR35GT-Rの姿もあった。MCCコンプリートは過激で色気のあるカスタムカーづくりに定評がある。ネクストイノベーションのリップスポイラーを装着し、足もとはBCフォージドやBBSを駆使するのが常だ。KYOTO DETAILは洗車先進国だという韓国からカーディテーリング用品を輸入販売する。

adro

進化と深化を続ける、気鋭のボディパーツ

adro

カリフォルニアでのデザインと、韓国での設計、製造。この両輪を回すことで迫力あるボディへと見違えさせるadroは、日本でも話題沸騰中だ。今年のブースにはM4ワイドボディに、M4カブリオレ、GRスープラ、そしてGR86ワイドボディと4台が集った。M4ではいかにもadro節を感じつつ、GRスープラには新たな取り組みも見られた。adroレーシングディヴィジョン(ARD)として、徹底的に空力性能を重視して製作されたものだという。

T’s CLUB/R’s RACING

垣根なくニーズを反映させる

T's CLUB/R's RACING
T's CLUB/R's RACING

欧州車を中心に幅広く手掛けるティーズクラブは、自社ブランドであるアールズレーシングを含めた4台を出展した。イノゼテックにてラッピングを施したM3のほか、F66型MINI JCW、プジョー308GT、アバルト595など多様な欧州車を並べるのが彼らの流儀だ。車両販売からチューニング、ドレスアップまで一手に引き受けるティーズクラブらしい。現場からの声を反映させながらカタチにしていくアールズレーシングの製品も人気だという。

REPORT/中三川大地(NAKAMIGAWA Daichi)、上之園真以(AGENOSONO Mai)
PHOTO/山本佳吾(YAMAMOTO Keigo)、平野 陽(HIRANO Akio)、中島仁菜(NAKAJIMA Nina)、土屋勇人(Tsuchiya Hayato)
MAGAZINE/GENROQ 2026年3月号