F1 champion’s experience Powered by Honda
2026年シーズンから、アストン・マーティン・アラムコF1チームとのパートナーシップを通してF1活動の新始動が発表され、今後のF1活動にさらに注目が集まっているホンダ。佐藤琢磨選手 × 「Williams Honda FW11」というドリームコンビを見ようとファンが多数押し寄せた。1986年、ホンダにF1初タイトルをもたらした記念すべきマシンが目の前で息を吹き返し、リアル走行が見られるとても貴重な機会となった。
また、1991年のチャンピオン・マシーンである「マクラーレン・ホンダ MP4/6」の12気筒エンジンサウンドが会場に響き渡った。会場では「やっぱF1はこの音だよなー」という声も上がっていて、歴史と鼓動に刻まれる音は今も健在だった。佐藤選手からはアイルトン・セナ選手に関わるF1マシンの裏話などが紹介され、走行にトークにサウンドにと、ファンにはたまらないコンテンツ多彩のショーとなり大盛況だった。
TOYOTA GAZOO Racing GR GT3 / GR GT デモラン
2025年12月5日にワールドプレミアされたばかりのTOYOTA GAZOO Racingの「GR GT」および「GR GT3」の走り姿が見られるということで、大勢の人が詰めかけた。貴重な世界初の走行シーンをひと目見ようとする人の輪は幾重にも重なっていて、このクルマの注目度がどれだけ高いのかがよく分かる。エンジンがかかると同時に、「おーっ」という歓声が沸き、走行コースの入り口に2台が連れ立って現れた瞬間に会場は一気に興奮モードへ。そこには嬉しそうに晴れ姿を見守る豊田章男会長の姿もあった。
GR GTは豊田大輔選手と蒲生尚弥選手がドライバーを担当、GR GT3は開発ドライバーを務めた片岡龍也選手と石浦宏明選手がハンドルを握った。GR GTに積まれているのは新開発のV型8気筒4.0リッターツインターボとシングルモーターのハイブリッドシステム。GR GT3はガソリンエンジンというだけあって、場内に響くサウンドは屋内にいても十分届くほどに迫力満点だった。多くの女性客が「あのクルマカッコイイ!」と声を上げていたのが印象的で、性別や世代を超えて自然と視線を集める存在になりそうだ。
D1GP Kick Off Drift
毎年人気の恒例イベントが今年も開催。2025年チャンピオンである藤野秀之選手をはじめ、総勢10名の選手がドリフト走行を披露、会場は大きく盛り上がった。さほど広くないコースで、白煙を上げながら限界まで攻め込むマシンの迫力に思わず声を上げる人も多数、今年のD1本戦への期待がますます高まっていた。
5月8日からは愛知スカイエキスポで開幕戦が行われる。年間でトータル10戦開催予定とのことだが、今年はどんな戦いが繰り広げられるのか。会場内に展示されていたドリフトマシンにカメラを向ける人の姿も見られた。同日、イベントホールでは年間表彰式、国際会議場ではe-D1レースも行われ、配信でも多くの人が観戦を楽しんだようだ。
TOKYO CAR WEEK
今年はオートサロンの前後に数多くのイベントやカーミートが開催され、それらが「TOKYO CAR WEEK」と名付けられ、SNSなどを通じて事前に広く告知された。ここで紹介するのはそのうちのほんの一部だが、どのイベントにも海外からのゲストが多く参加しており、クルマを軸にした国際的交流の場としても盛り上がった。
City Circuit Orange(1/7 WED)
モータースポーツとカー・カルチャーを次世代へつなげることを目指して活動するコミュニティ、サーキット・オレンジ。クルマコンテンツクリエイターとして活躍するかたわら、KYOJO CUPにも挑むハナ・バートン選手が中心となって運営する。カーウィークはシティサーキット・東京ベイでスタートした。50台近くの車両展示のほか、プロのレーシングドライバーによるキッズのインドアカート無料レッスンなどが行われ、子どもから大人まで一緒に楽しむ様子が見受けられた。
THE ULTIMATE CLUB MEGA SHOW night reception(1/10 SAT)
2026年に開催が予定されている大型カーイベント「MEGA SHOW」のプレイベントとして船橋競馬場を貸し切って行われた。メイン広場には、人気のカスタムカーショップMadlaneがビルドしたディアブロが展示され注目を浴びていた。立体駐車場には選考を通過した180台近くの車両が勢揃いし、一気に集結したJDMカーを興奮気味に撮影、配信する海外ゲストの姿も多くあった。吹き抜ける風と光の演出が非日常的な雰囲気を盛り上げていた。
Peaches. No WHERE TO GO(1/12 MON)
カーカルチャーを軸にしたライフスタイルブランドであるピーチズが新ジャンルのイベントを開催。さまざまな年代とジャンルをミックスしたカスタムカーが120台ほど大集結するユニークなイベントとなった。特にド派手なペイントやライトが特徴のデコトラには海外のゲストも大喜びで、絶えず熱い視線が注がれていた。90年代後半に流行ったパラパラダンスなども披露され、現在につながる日本のカルチャーを凝縮したかのような演出が印象的だった。
EVENTURI event supporter(1/12 MON)
本誌オートサロンレポートでも毎年登場するEVENTURI(イベンチュリ)が、今回はイベントサポーターとしても大活躍。彼らはイギリスに拠点を置くインテークシステムブランドだ。創設者は幼い頃から日本のアニメが大好きでJDMにも深い敬意を抱いているとのこと。航空学のノウハウが余すところなく詰め込まれた彼らの製品は、日本だけでなく世界中で愛されている。カーボン目の揃った見た目の美しさ、サウンド、パワーに至るまであらゆる性能を究極まで追求している。
REPORT/上之園真以(AGENOSONO Mai)
PHOTO/山本佳吾(YAMAMOTO Keigo)、平野 陽(HIRANO Akio)、中島仁菜(NAKAJIMA Nina)、土屋勇人(Tsuchiya Hayato)
MAGAZINE/GENROQ 2026年3月号



















