フェアレディZ NISMOには待望の6速マニュアルトランスミッション搭載
日産自動車は、「東京オートサロン2026」にて、「フェアレディZ」の改良新型を発表した。

日産が世界に誇るスポーツカー「フェアレディZ」は、2025年に米国で好調な販売台数を記録している。米国での納車台数5487台は一見すると少ないように思えるかもしれないが、2024年の3164台から73.4%増加している。
この数字は、2025年のスバルBRZの2882台、そして同時期のトヨタGRスープラの2953台という販売台数を上回るものだ。また、国内でも国産スポーツカーの販売台数3位内をキープしている。
そして、登場から4年を経てのマイナーチェンジが行われた。最も顕著な進化は、改良されたフロントフェイシアだろう。以前のデザインよりも彫刻的な造形となり、中央に水平のクロスバーが配置されている。この形状は、1970年代に日本で販売されていたフェアレディ240ZGの「Gノーズ」からインスピレーションを得たものだ。改良されたノーズとダークグリーンのボディカラーは、アグレッシブなスタイリングに高級感と成熟度を加えている。
改良モデルのリアエンドにはトランクリップスポイラーが装備されていないが、この空力パーツはオプション装備として容易に追加できる可能性がある。
足回りでは、5本スポークのダブルスポークホイールが目を惹く。センターはグロスブラック、リムはポリッシュメタルだが、複数のデザインが提供されるかもしれない。
キャビン内に大きな変更はないようで、ステアリングホイールやセンタースタックにも変更はない。タンカラーの配色とパンチング加工のシートを採用したモデルを披露しているが、このデザインは、既存の赤と青のオプションよりも、キャビンをより成熟し、落ち着いた印象にしている。
メカニカルなアップデートでは、フロントノーズを30mmストレッチしたことでフロントリフトを3.3%、空気抵抗を1%低減した。また、ピストン径を従来の40mmから45mmに拡大した新型ショックアブソーバーが搭載される。受圧面積は26.6%拡大したことで、路面変化に対するサスペンションの応答性が向上するのだ。
Z NISMOには、さらに大きなメカニカルの変更が予定されている。現在は9速オートマチックトランスミッションのみだが、ついに6速マニュアルギアボックスが設定された。改良されたECUは、点火時期とスロットル制御を調整することで、マニュアルトランスミッションとの相性を向上させている。さらに新型トランスミッションは、9速オートマチックトランスミッション搭載車と比較して、Z NISMOの車重を66ポンド(約28kg)軽量化していると言われている。
さらに、Z NISMOではブレーキローターがアップグレードされ、バネ下重量が軽減されたとされている。キャリパーはサイズそのままだが、サスペンションの減衰力も調整し、安定性と乗り心地を向上させている。
パワートレインは、3.0L V6ツインターボエンジンを搭載、最高出力は405PSを発揮、NISMOバージョンでは、同エンジンから420PSを発揮する。
フェアレディZ改良新型の発売は、2026年夏と伝えられているが、具体的には7月という情報が入っている。また、価格は原材料費や開発コストにより上昇、各グレードで15万円〜20万円の値上げが予想され、ベースモデルは現在の549万7800円から565万円程度になりそうだ。






