
筆者は、「eプライマシー」登場時にクローズドコースで低燃費性能やウェットブレーキング、静粛性の向上を確認したことがある。環境性能と高性能の両立は容易ではなかったはずだ。「プライマシー5エナジー」は、「eプライマシー」の定評あるウェット性能を大きく超え、耐摩耗性も向上させたという。
「eプライマシー」と置き換わる形で新たに登場した「プライマシー5エナジー」は、環境性能と上質感の向上を主なテーマとしている。
また、併売される「プライマシー5」と新作の「プライマシー5エナジー」を比べると、低燃費性能を引き上げている。一方で、ウェット性能は「プライマシー5」の「a」に対し、「プライマシー5エナジー」は「b」となっている。

自慢の低燃費性能は、タイヤラベリング制度による転がり抵抗グレードで最高の「AAA」を獲得している。ウェット性能は、先述したように「eプライマシー」よりも向上(ウェットブレーキング性能が約4.5%向上)。

採用されている技術をチェックすると、新世代の合成ゴムを使った「エナジーパッシブ2.0コンパウンド」があげられる。転がり抵抗の低減をはじめ、ウェット路面でのグリップ性能、耐摩耗性を高次元でバランスさせることが可能になったという。

同時に発表された「パイロットスポーツ5エナジー」と同様に、「スリムベルト」の搭載で、エネルギー損失を抑制。燃費やEVの電費向上に寄与する。

内部構造の最適化によりトレッド面の均一な接地圧分布を実現する「マックスタッチ・コンストラクション」、不快な周波数のノイズを抑える「ピアノアコースティックテクノロジー」も「パイロットスポーツ5エナジー」と同様に搭載されている。
プレミアムコンフォートタイヤならではの技術として、「プライマシー」シリーズの代表的な技術「サイレント・リブテクノロジー」も搭載。同テクノロジーは、タイヤの周方向のどのセクションでカットしても溝の面積が一定近くに保つように設計されているのが特徴。溝から吐き出される空気の体積を一定にし、発生するノイズのバリエーションを抑制できる技術となっている。
同テクノロジーをベースに、「プライマシー5エナジー」では静粛性がさらに引き上げられていて、センターの3本のリブに補強を入れることで、ブロックの変形により発生するパターンノイズを低減。

そのほか、見た目では18インチ以上にタイヤサイドへの「フルリングプレミアムタッチ」を用意。黒が際立つ深みが得られているのも見どころだ。
トヨタ・プリウスの履き替え需要に応えるサイズも用意
「プライマシー5エナジー」の発売時サイズは、16インチから21インチの全21サイズで、価格はオープン。4月1日より順次発売される。

なお、195/60R17、195/50R19はトヨタ・プリウスに対応する。ミシュランではカバーできていかなったサイズであり、履き替え需要に応えることになる。また、235/55R19と235/45R21は、新型レクサスESのOE(新車装着用)タイヤとして採用されている。
