新たにR06Aエンジンもラインナップ!
各部のバランス取りやフリクション低減を狙った作業を実施
リビルトエンジンとは、中古エンジンをベースに劣化・消耗部品を交換し、必要な修理や再加工を施して再生したユニットのこと。その中でも、チューニングまで視野に入れた高品質・高耐久エンジンを手がけるメーカーとして知られているのがファイターエンジニアリングだ。

主力商品である「クラフトマン ハイシールド タフ スポーツエンジン」は、徹底した洗浄、測定、修正、研磨を行い、シリンダーのボーリングをはじめ、ピストン/コンロッドの重量の公差を0.5g以下に管理。クランクはラッピングを施すなど、各部の精度を高めている。
さらに、シリンダーヘッドはレーシングエンジン製作のノウハウを盛り込んだポート研磨(IN/EX)を実施。過給圧1.2キロまで許容する耐久性、低回転域の滑らかなフィールと高回転域でのパンチ力を両立する好ユニットとして評価が高い。
さらに、強化エキゾーストバルブや鍛造ピストンなどのオプションも用意。パフォーマンスアップを狙うユーザーにとって、内容を知るほどに魅力が増す仕様となっているのだ。

しかし、リビルトエンジンにそこまでのチューニング性能を求めるユーザーは少数派だ。そこで“リーズナブルに載せ替えたい”という声に応えて登場したのが、「K6Aクラフトマン ハイシールド ストリートエンジン」である。
タフスポーツと比較すると、手間とコストのかかるポート研磨や一部の高耐久部品を簡略化。シリンダー修正もボーリングではなくホーニングにとどめ、ガスケットもオリジナルのメタル製ではなく社外ステンレス製を採用している。
とはいえ、各部の精度を追求し、フリクション低減を狙った組み上げ工程は共通。ファイターの“肝”はしっかり受け継がれている。なお、施工はコアエンジンの状態を考慮し、平成11(1999)年以降のユニットに限定。そのためF6A型には設定がない。価格は税別20万円からで、タフスポーツより約10万円抑えられている。

近年、要望が増えているのが、36系アルトやJB64Wジムニーに搭載されるR06Aエンジンだ。
「デビューから10年以上が経過し、走行距離の伸びた個体も増えました。無理なチューニングで壊れてしまったケースも見られ、リビルトの需要は確実に高まっています」と同社の小林氏。


新たにラインナップへ加わったR06Aエンジンはストリート仕様のみの設定。同社はジムニー専門店としてスタートした経緯もありジムニーの入庫が多いが、アルトやエブリイなどへの施工も可能だ。

「“もう少し手頃なリビルトエンジンがほしい”という声に応えた、リフレッシュ志向のユーザー向けモデルです。ただし、“次の10年・10万kmを安心して乗り続ける”というコンセプトは不変。精度の追求や丁寧な組み立てに妥協はありません」と小林氏は語る。
エントリーモデルの追加によって、匠の技をより身近な存在にしたファイターエンジニアリングのリビルトエンジン。その確かなフィーリングを、ぜひ体感してほしい。
●問い合わせ:ファイターエンジニアリング 静岡県静岡市駿河区中島805 TEL:054-203-3900
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