待ってたぜ、6MTのWRXよ!

WRX 6MT仕様を清水和夫がチェック! さて、その仕上がりは?

コイツはスバルの6MTのWRX 2.4Lターボ。日本にMT仕様がなく、マニュアル好きの人たちは残念がっていたので、スバルは頑張ってカナダ仕様を輸入したっていう話だ。

当然ながらウインカーも左。日本で売られているATのWRX STI 2.4Lターボとスペックはほぼ一緒だけど、ただハンドルが左でトランスミッションがマニュアルの6MTというだけ。

今走っているところは80km/h制限、6速で80km/hだと2000rpmを割るくらいで6速クルージングができる。こういう走りをしていると長距離の燃費はいいかもね(スバリストの切望!)。

中央高速に乗りカナダ仕様のWRX 6MT仕様を和夫チェック!

乗り心地はスポーツセダンだから硬いと言えば硬い。まぁ、ポルシなんかも当然硬いけど、いい足というのはその後の処理、振動がバシッと1発で止まる。なのでポルシェに乗っていると乗り心地が悪いと思わない。WRXも揺れた時の押さえがもうちょっと、1発でバシッと止まるといいんだけど。ま、低速の街中での乗り心地との関係で言えば、まぁこのくらいでもいいのかな?

スバリスト待望のWRX 6MT仕様を清水和夫が公道試乗!

左ハンドルは全く違和感がないな。MT好きなら左ハンドルも許容できるかな。

ターボラグがチョイ気になるが…

この2.4Lターボは、2000rpmくらいでアクセルを踏むとちょっとレスポンスが…悪い。最近のポルシェe-ターボ(e-Turbo)に乗ると2000rpmでの立ち上がりが強烈だからな。今、ターボの技術はもっとレスポンスのいいものが出てきている。

エンジンは2.4L水平対向直噴4気筒ターボ

このままだとユーロ7(Euro 7/2020年代後半から導入予定の新たな厳しい自動車排ガス・汚染物質排出規制)があるからね、どうしてもガソリン冷却ができなくなるので全域理論空燃比。今まではエミッション測定(車載EMC試験)のところは理論空燃比でやっても、高回転高負荷のところは冷却するためにガソリンを多めに吹いていた。それがダメ!とレギュレーションで決まるのでPM(粒子状物質)規制が厳しくなる。ということで、ガソリンをリッチに吹けなくなるから、理論空燃比で燃やすとなると熱の問題が出てしまうので、どうしてもブース圧は下げなきゃいけない。そうするとターボエンジンは出力が低下するから、そこをモーターでサプリメントしたり、あるいはポルシェみたいに電動タービンで応答性を上げて解決する、というやり方もある。

カナダ仕様のWRXのため当然、左ハンドルだ

スバルはターボエンジンを作り続けるのであれば、そういった技術に挑戦していかないといけないだろう。

最近出たトヨタのGR-GTもV8ツインターボでVバンクの中にIHIのタービンが入っていたが、これも普通のタービン。ただ、V8で排気量4.0Lもあるから、ターボラグのところもうまく排気量でいけるのかもだけど。

でも、これからはやっぱりもっとターボ技術を先進的なものに挑戦することも大事だろうね。

ペダル位置はどうだ?

左ハンのマニュアル、いいねぇ~(清水)

シフトフィールはちょっと固め。でもやっぱマニュアル、いいよね!

左ハンドルのMTはペダル配置的には悪くない。でもね、ヒール&トゥをやるとかかとがフロアトンネルのところに当たっちゃう。アクセルペダルをもうちょっと下の方まで伸ばしたり。まぁヒール&トゥの評価はやってないね。まぁ後で部品を換えればいいのか。

エンブレムが赤だったり。日本に春ごろ登場予定のWRX STI Sport#とはそこらへんが違うだろう
赤いWRXエンブレムが効いてる!

左ハンドルは悪くないし、6MTも悪くない。ただ、ペダル配置だけがちょっと気になる。

ATはスバルの場合は確かリニアトロニックの金属ベルトCVTだったと思うんだけど、MTだとターボのタイムラグを感じるところはある。この辺はタービンの技術で、もっとレスポンスのいいターボをポルシェなんかは採用しているから。まぁそこまでやる必要があるかどうか?っていうところだけど。

スバルWRXのマニュアル仕様を清水和夫が公道試乗

やっぱりオンリーワンのスバリストとしては、ターボのWRXはその辺まで攻めて欲しいなっていう気もするが。でもWRXにMTがあるっていうのはすごくいいね!