フォルクスワーゲン(以下VW)のマルチバン、T7カリフォルニアの改良新型プロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えるとともに、その内部を激写した。

T7マルチバンは2021年に導入され、続いて“カリフォルニア”が2024年に発売された。日本未導入のため、馴染みは薄いかも知れないが、「泊まれること」を前面に押し出しており、米国では「キング・オブ・キャンパー」の通り名で君臨して人気を博している。

今回はその改良新型プロトタイプが、寒冷地テストを受けているところを目撃された。最上位グレードのオーシャントリムと思われるプロトタイプは、一見するとそれほど変化していないように見える。しかし、よく見ると、フロントエンドは現行デザインを模したフォトリアリスティックなラップで覆われていることがわかる。
破れている箇所を見ると、ヘッドライトが大型化していることが確認できる。これは、連続したライトストリップを備えた最新のVWモデルと同様である可能性が高いと思われるほか、エアインテークグリルも大型化されるものと予想される。
デザインも変更され、既に明らかになっている方向指示器は、低い位置から高い位置に配置される。さらにバンパー下部のインテークが改良され、新しいバンパーが採用されるものと思われる。バンパーの亀裂や膨らみから、バンパーは長方形のデザインになるものと思われ、ID. Buzzのデザインを彷彿とさせるかもしれない。
最大かつ最も歓迎すべき変更はインテリアにある。多くの批判を受けてきた現行のインフォテインメントシステムは、ティグアンやT-Rocといった現行VWモデルと同様に、MIB4規格(第4世代モジュラー・インフォテインメント・プラットフォーム)に置き換えられる。
つまり、大型化された独立型インフォテインメントシステムが目玉となり、現行の10インチスクリーンに代わって、米国仕様のティグアンに搭載されている12.9インチインフォテインメントシステムが搭載されるということだ。
新技術の採用に加え、ダッシュボードの刷新、最新のスイッチ類の採用も噂される。ステアリングホイールも新しくなるようだが、現時点では確定情報はない。
現行モデルでは、最高出力150ps/110kW、最大トルク360Nm、及び204ps/150kW、320Nmを発揮する2.0L TDIエンジンなど、様々なパワートレインが提供されている。
加えて、このバンには1.5L エンジン+電気モーター+19.7kWhのバッテリーパックから成るプラグインハイブリッドモデルも用意されている。総合出力は245ps/180kWで、英国における電気のみでの航続距離は52マイル(84km)となっている。改良が施される予定のプラグインハイブリッドは、主にバッテリーの改良によって、航続距離延伸などの恩恵を受ける可能性があるという。















