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今日は何の日?

■初代を彷彿させる30周年記念車モンキーSP

1997年にデビューしたホンダ「モンキーSP」

1997(平成9)年2月12日、ホンダは人気のレジャーバイク「モンキー」の30周年記念車「モンキーSP」を発表した(発売は、2月21日)。モンキーSPは、ホワイトの燃料タンクにレッドのフレームやチェック柄シートを採用して、初代「モンキーZ30M」をイメージして仕上げられた。

遊園地の遊具から生まれたモンキー

「モンキー生誕の地」としても親しまれた多摩テック。(PHOTO:北秀昭(KITA Hideaki/clicccar)
木馬の代わりにZ100などを設置した子供向けのメリーゴーランド。写真は1962年発行の「日野観光協会・目でみる社会科。東京日野」より
遊技場内でZ100を操る子供たち。写真は1961年発行の「Honda社報」より

モンキーの原型は、ホンダが経営していた遊園地“多摩テック”の遊具として開発された5インチのホイールを履いた小さなバイクだ。これをベースに、1963年に小さくて楽しいレジャーバイクとして「CZ100」が輸出モデルとしてデビュー。海外で人気となったことから、1967年から国内で「モンキーZ50M」とネーミングされて販売が始まった。

1967年に国内デビューしたホンダ初代「モンキー(Z50M)」

モンキーは構造が簡単な超小型・軽量、さらに分解組立が簡単なことが特徴の原付バイクで、エンジンはスーパーカブシリーズ用の最高出力2.5ps/最大トルク0.31kgmを発揮する49㏄空冷単気筒OHV 4ストロークを搭載。変速機構は、3速MT(自動遠心クラッチ)が組み合わされた。

モンキーはスーパーカブに次ぐロングセラーであり、1978年には大きなタンクを積んだアクティブな兄弟車「ゴリラ」がデビュー。クルマに積んで目的地で楽しむことを前提としたモンキーとは異なり、ゴリラはツーリングで目的地まで移動できる、より実用的なモデルとしてモンキー同様人気を獲得した。

時代とともに進化したモンキー

モンキーは、1967年の発売以来、小さな変更も含めてユーザーの期待に応えるように数多くのバリエーション展開を行った。代表的なモデルを取り上げると、以下の通りである。

1969年にデビューしたホンダ「モンキー(Z50A)」

・1969年:走行性能を向上させるため、8インチホイールに大型化して、フロントフォークのサスペンション、バッテリー、ウインカーを標準装備。

・1970年:フロント部とボディが分離できるセパレートタイプを追加。

1974年にデビューしたホンダ「モンキー(Z50J)」

・1974年:燃料タンクを2.5Lから4.0Lの台形タンクに拡大。リアもリジットからスイングアーム式に変更して、前後ともサスペンション式になり、エンジンはOHVからOHC機構に変更。この世代のモンキーが米国で大ヒットして、世界中にモンキーの名が広まった。

・1978年:燃料タンクが4Lから5Lに拡大され、大きなシートやキャリア、ヘッドライトなどアメリカンな雰囲気にイメチェンした。

1985年:出力と燃費を向上させた新エンジンを採用、出力が3.1ps/0.32kgmに向上し、さらにMTが4速化されて90km/Lの低燃費を達成。

1987年にデビューしたホンダ「モンキーR」

・1987年:高剛性のバックボーン式・ツインチューブフレームを採用するなどスポーティな装備と最高出力3.1ps→4.5psのパワーアップによって走りが楽しめる「モンキーR」を追加。

・1992年:電源が6V→12VにアップしてCDIマグネット点火に変更。さらに、カムシャフトにボールベアリングを採用するなど大きく進化。

そして、1997年にモンキーは30周年を迎えた。

初代のイメージを大切にした30年記念車モンキーSP

1997年にデビューしたホンダ・モンキー誕生30周年記念車「モンキーSP」

1997年2月のこの日に発表されたモンキー30周年記念車「モンキーSP」は、初代モデル「モンキーZ250M」のカラーリングをイメージさせたホワイトの燃料タンクにレッドのフレームやチェック柄のシートを採用することで、ノスタルジーな雰囲気を醸し出した。

パワートレーンは、最高出力3.1ps/最大トルク0.32kgmを発揮する50cc単気筒空冷4ストロークSOHCエンジンと、4速MT(常時噛合式4段リターン)の組み合わせ。

具体的なベース車からの変更点は以下の通り。

モンキーSPの可愛いチェック柄のシート
ホワイトの燃料タンクにレトロ調で立体的なウイングマーク

・ホワイトの燃料タンクにレトロ調のウイングマーク(立体エンブレム)を装着
・スタイリングを際立たせるレッドのフレームトレッドで統一したヘッドライトケース、フロントフォーク、リアクッションスプリング、スイングアーム、テールライトブラケット、ツールボックスなど
・可愛いチェック柄のシート
・左側サイドカバーに30周年記念エンブレム
・クロームメッキを施したトップブリッジ、エキゾーストパイプ、前・後ホイールの採用
・30周年記念専用キーの採用

価格は、19.9万円。当時の大卒初任給は、19.5万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約23万円に相当する。

2014年4月に発売された、熊本県とのコラボで生まれた「モンキー・くまモン バージョン」。可愛い♪
2014年4月に発売された、熊本県とのコラボで生まれた「モンキー・くまモン バージョン」

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2018年にデビューしたホンダ「モンキー125」

さすがのモンキーも、楽しむためのバイク需要が減少して近年は販売台数が落ち込んできた     。これを受け、2018年に販売を終了したが、翌2018年には排気量125ccエンジンを搭載して大きくなった「モンキー125」がデビューした。レジャー用途だけでなく、街乗りでも軽快に走れる実用的なストリートバイクへと変貌したのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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