ラ​​イバルがクーペから撤退する中、BMWはクーペもV8エンジンも廃止つもりがないことがわかった。

BMW iX4 プロトタイプ スパイショット

注目のクーペでは、第3世代の4シリーズが登場する予定だが、これは単なる改良版ではない。この新型モデルはBMWの長期的な戦略においてより大きな役割を果たすものと見られ、EVと内燃機関(ICE)の両方のモデルに加え、次世代のフラッグシップモデルであるM4さえもラインアップに加わる可能性があるという。

BMW iX4 プロトタイプ スパイショット

現行型4シリーズ(G22/G23/G26)型は、グランクーペやカブリオレを始め電気自動車のi4まで幅広いバリエーションが展開されている。i4は現在までBMWのベストセラーEVとして君臨しているが、その役割は間もなく次世代3シリーズのi3バージョンに移行すると予想されている。

しかし、この移行により、BMWの進化する電気自動車と内燃機関車の計画において、4シリーズがどのような位置づけとなるのかという疑問が生じている。

BMWエンジニアリング開発責任者であるヨアヒム・ポスト氏は、『Autocar』誌のインタビューで4シリーズが依然として戦略的に重要であることを強調しており、「よりスポーティなモデルです。BMWはスポーティなブランドであり、パフォーマンス面でも確かな伝統を誇り、将来においても重要な役割を果たすでしょう。全く新しい車を作るほど費用はかかりませんし、3シリーズやX3を作る際には、必ず4シリーズやX4についても考慮し、相乗効果を生み出すようにしています。そうすることで、ベースモデルから派生モデルを容易に作ることができるのです」と語っている。

ポスト氏は、BMWが4シリーズ、X4、X6といったモデル間の「高い相乗効果」と呼ぶメリットを指摘、共通のコンポーネントとプラットフォームを活用することで、BMWはゼロから開発するコストを負担することなく、少量生産のボディスタイルを製造できるという。これにより、競争の少ないクーペ市場においても、4シリーズのようなモデルのビジネスケースが生かされてくるということのようだ。

BMWが新型4シリーズを発売する場合、次期3シリーズと同じ道を辿ることになるだろう。つまり、異なるプラットフォームをベースにした内燃機関モデルと電気自動車モデルの両方が登場する可能性があるということだ。ガソリン車は、次世代3シリーズと共通のCLARプラットフォームの改良版を採用し、EVはBMWのノイエ・クラッセ・アーキテクチャを採用することになる。このアーキテクチャは、次期i3とiX3のプラットフォームとなるものだ。

現段階で判明していることは、ノイエクラッセが既にiM3のEV化をサポートすることが発表されており、iM4クーペの登場も十分にあり得るということだろう。内燃機関に関しては、次期M3はマイルドハイブリッドの6気筒エンジンを搭載すると発表しており、ガソリン車仕様の新型M4クーペの可能性も残している。しかし、両方のバージョンが登場するのか、それともどちらか一方だけなのかは、まだ不明だ。

もし4シリーズのEVバージョンが登場するなら、次期i3と同様の構成で、BMWの108kWhバッテリーパックを搭載するモデルが想定される。リヤモーターとデュアルモーターのパワートレインも選択肢に含まれている。パフォーマンス目標を明らかにしていないものの、500マイルを超える航続距離は達成可能と示唆されている。

現在、競合するクーペ市場が縮小していることは明らかで、アウディはA5クーペを廃止、メルセデスはCクラスとEクラスクーペをCLEという1つのモデルに統合した。競合が減ることで、BMWは販売面で優位な展開になるものと予想される。

同インタビューでは、BMWがユーロ7規制に適合する次世代エンジンを既に開発済みであると述べている。これは、M3とM4に搭載されている現行の3.0L S58型 直列6気筒ツインターボエンジンが、マイルドハイブリッドにアップグレードされても継続されることを意味する。また、ロールスロイスが搭載する6.75L V12エンジンを含む、大型のV8およびV12エンジンの立場も安泰であると明言している。

ただし、それには当然ながら、ユーロ7に適合するよう触媒などを最適化するなど、排気システムの大幅な改良が必要となるはずだ。