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今日は何の日?

■北米市場に向けてCX-7の生産開始

マツダ「CX-7」がラインオフ

2006年(平成18)年2月20日、マツダは北米向けの新型SUV「CX-7」の生産開始(ラインオフ)セレモニーを広島県の本社宇品工場で行った。CX-7は北米戦略車第1弾という位置付けのクロスオーバーSUVであり、またCXシリーズ第1弾でもある。同年春に北米、12月に日本で発売された。

マツダ「CX-7」がラインオフ

CX-7の先代にあたるトリビュート

1990年代マツダは、ラインナップで手薄だったRVとして1995年にスズキ「エスクード」のOEM供給を受けて、「プロシード・レバンテ」の車名で市場に投入した。内外装は基本的にはエスクードと共通で、違いはフロントグリルとエンブレムくらいだった。

2000年にデビューしたマツダ「トリビュート」

プロシード・レバンテは1999年に生産を終了し、2000年10月にはフォードとの共同開発で誕生した「トリビュート」を後継車として発売した。

トリビュートは、モノコックボディでサイズは同時期のRAV4より200mm長い。一般路でも快適な走りが可能な乗用車感覚のシャープでスポーティなスタイリングを採用。インテリアは、クロカンのイメージを排除して、より日常ユースに適した乗用車感覚のデザインが採用された。

2000年にデビューしたマツダ「トリビュート」のリヤビュー

パワートレインは、最高出力203ps/最大トルク27.0kgmを発揮する3.0L V6 DOHC、129ps/18.7kgmの2.0L 直4 DOHCの2種エンジンと4速ATの組み合わせ。駆動方式は、ロータリーブレードカプリングと呼ばれる多板クラッチを使ったオンデマンド4WDをメインとし、2.0L車にはFFも用意された。

トリビュートはややオフローダー色が強かったためか、当時人気の都会派SUVと呼ばれたトヨタ「RAV4」やホンダ「CR-V」のような人気は得られず、2006年に販売を終えた。

マツダのクロスオーバーCXシリーズ第1弾CX-7

2005年のデトロイトモーターショーに参考出品されたCX-7のベース「MX-Crossport」

クロスオーバー「CX-7」は、北米戦略車という位置付けのモデルだったので、まず2005年1月のデトロイトショーに出展された。そして、翌2006年春の北米での発売に向けて同年2月のこの日、生産が始まったのだ。日本の発売は、同年12月から始まった。

北米仕様のマツダ「CX-7」

CX-7は、スポーツカーとSUVの特徴を融合させた“スポーツクロスオーバーSUV”をコンセプトに、フロントマスクは「RX-8」や「マツダスピードアテンザ」を思わせるシャープなヘッドライトに、大きく張り出した前後フェンダーなどで個性をアピールした。

北米仕様のマツダ「CX-7」のコクピット
北米仕様のマツダ「CX-7」のラゲッジスペース

パワートレインは、「マツダスピードアテンザ」や「アクセラ」などにも搭載された最高出力238ps/最大トルク35.7kgmを発揮する2.3L 直4 DOHC直噴インタークーラーターボエンジンと、6速ATとの組み合わせ。駆動方式は、FFとアクティブ・トルクスプリット方フルタイム4WDも用意された。

2006年12月に日本で発売されたマツダ「CX-7」
マツダ「CX-7」搭載のMZR 2.3L DISIターボエンジン

CX-7は、ハイパワーエンジンによるスポーツカー並みの力強い走りとともに、200mmを超える最低地上高のおかげでクロスオーバーSUVとしても楽しめ、車両価格は306万~366万円に設定された。

2006年12月に日本で発売されたマツダ「CX-7」のコクピット
2006年12月に日本で発売されたマツダ「CX-7」のシートアレンジ

ただ、当時はまだ現在のようにクロスオーバーSUVブームが盛り上がっておらず、また北米重視だったために全幅が1870mmと比較的大きかったこと、さらにやや高価だったこともあり、CX-7の販売は徐々に下降線をたどってしまった。

結局、CX-7は国内向けの販売を2012年1月に終了した。

【2006年12月に日本で発売されたマツダ「CX-7」を画像で見よう】

CX-7の後を継いだCX-5が大ヒット

期待したほど人気が得られなかったCX-7の後は、実質的に2012年2月にデビューした「CX-5」が後を継いだ。ボディサイズは、CX-7の全長4965mm/全幅1870mm/全高1645mmに対し、CX-5は4540mm/1840mm/1705mmであり、CX-5が全高は高いが、ボディサイズは日本市場にフィットするよう全体的に小さくなっている。

2012年にデビューしたマツダ「CX-5」

CX-5の最大の特徴は、SKYACTIV技術を初めてガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーのすべてに採用したこと、またスタイリングについても、マツダの新デザインテーマ“魂動(こどう)”を初めて採用したこと。

パワートレインは、SKYACTIV-G 2.0(ガソリン)とSKYACTIV-D 2.2(ディーゼル)の2種エンジンと6速AT(SKYACTIV-DRIVE)の組み合わせ。駆動方式は、FFと4WDが用意された。

SKYACTIV-G 2.2は、最高出力155ps/最大トルク20.0kgmを発揮する2.0L 直4 DOHC(圧縮比13.0)であり、優れた燃費性能を達成。SKYACTIV-D 2.2は、175ps/42.8kgmの2.2L 直4 DOHC インタークーラーターボ(圧縮比14.0)で、高価なNOx後処理装置なしでポスト新長期規制に適合しながら、SUV中でトップとなる優れた燃費性能と力強い走りを両立した。

CX-5発売当時は、SUV市場が盛り上がりを見せ始めた時期で、躍動感のあるスタイルと高い走行性能と優れた燃費性能が評価され、SUVの販売トップを記録するなどマツダの基幹モデルへと成長した。

祝!初SKYACTIV技術満載でマツダ「CX-5」が205万円~初代誕生【今日は何の日?2月16日】

一年365日。毎日が何かの記念日である。本日2月16日は、マツダのクロオーバーSUV「CX-5」が誕生した日だ。CX-5は、初めて“SKYACTIV(スカイアクティブ)技術”をエンジンやトランスミッションなどに全面的に採用して、SKYACTIVの優れた走りと燃費性能をアピールした。 TEXT:竹村 純(Jun TAKEMURA)/PHOTO:三栄・マツダ デミオのすべて、CX-5のすべて

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発売のタイミングもあり「CX-7」の販売は決して好調とは言えなかった。その一方でCX-7が存在したからこそ、その後に「CX-5」など数々のCXシリーズが誕生したことは明らかであり、マツダにとって重要な布石となったモデルだったことは間違いない。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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