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今日は何の日?■フォレスター・クロススポーツに、特別仕様車S-エディションを追加

2006年(平成18)年2月22日、スバルは「フォレスター・クロススポーツ」に特別仕様車「クロススポーツ S-エディション」を設定して発売した。S-エディションは、STI製の17インチアルミホイールやフロントアンダースポイラー、バケットシートなどを装備して、スポーティなイメージを強調したモデルである。
初代、2代目と人気を獲得したクロスオーバーSUVフォレスター


クロスオーバーSUV「フォレスター」は、1997年2月にデビューした。ボクシーなフォルムで、“あらゆるシーンでの使いやすさとあらゆる道での爽快な走りを追求、乗用進化型SUV”とアピールした。


パワートレインは、最高出力250ps/最大トルク31.2kgmを発揮する2.0L水平対向4気筒DOHCインタークーラーターボエンジンとフルタイム4WDを組み合わせたスバルが誇る“シンメトリカルAWD”。ハイパワーながら低重心によって、他のSUVとは一味違う安定した操安性と力強い走りで大人気となった。
2002年2月、フォレスターは2代目へモデルチェンジした。先代のキープコンセプトで基本メカニズムも踏襲された一方、開発コンセプトとして“BEST of BOTH(オフロード走破性と安定したオンロード性能を合わせ持つ)”が掲げられた。

2代目フォレスターは、全長を10mm短縮して取り回し性を向上させ、ボディの剛性を高めながら軽量化も実現。また、スタイリングは先代を踏襲した躍動感ある面構成で、インテリアはスポーティな空間が演出された。

パワートレインは、最高出力137ps/最大トルク19.0kgmを発揮する2.0L水平対向4気筒DOHC、220ps/31.5kgmのインタークーラーターボの2種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ、当然シンメトリカルAWDである。
2代目フォレスターも発売後3000台/月を超える人気を獲得、スバルらしいSUVとしての地位を確固たるものとした。
都会派志向のフォレスター・クロススポーツを追加
オフロードとオンロードでの走りを極めることを目標にした2代目だが、RAV4やCR-Vに較べれば、まだオフロード色の強かったフォレスター。2代目デビューの8ヶ月後2002年10月に、スバルは都会派志向の「フォレスター・クロススポーツ」を投入した。

専用ローダウンサスペンションを組み込んで最低地上高を170mmに下げ、前後バンパーやサイドガーニッシュ、サイドシルなどを滑らかに仕立て、さらに専用のアルミ製ルーフレールを装着するなどして都会的な雰囲気が演出された。

一方インテリアについても、シルバー調のニット素材とパンチングを施したスウェード調の皮革素材の専用シート表地やMOMO製本革巻きステアリングなどを装備して、スポーティさが強調された。パワートレインは、220s/31.5kgmの2.0L水平対向4気筒DOHC インタークーラーターボと、5速MTおよび4速ATを組み合わせたシンメトリカルAWDである。
その後、クロススポーツはマイナーチェンジなどでハンドリング性能や走行性能を向上、同時に内外装も変更して商品力強化を図った。
商品力強化の本命S-エディションを追加

2006年2月のこの日、スポーティな装備を追加した特別仕様車「フォレスター・クロススポーツ S-エディション」が追加された。

クロススポーツ S-エディションは、専用のエクステリアやローダウンサスペンションなどを採用した2004年2月に登場した「クロススポーツ 2.0T」をベースに仕立てられた。2.0Tグレードは、220ps/31.5kgmの2.0L水平対向DOHC インタークーラーターボエンジンと4速AT、VDT-4WD(Variable Torque Distribution-AWD/不等&可変トルク配分電子制御)を搭載していた。
特別仕様の装備は、HIDロービームランプやSTI製の17インチアルミホイール、フロントアンダースポイラー、バケットタイプのフロントシート、ブラック調クロームヘッドライト&リアコンビランプ、MOMO製本革巻ステアリングホイール、アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)などであり、スポーティなイメージがさらに強調された。
車両価格は、273万円に設定。ちなみに、2002年発売の「クロススポーツ(4速AT)」の価格は249.5万円だった。
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フォレスター・クロススポーツは、2007年末をもって1代限りで姿を消した。都会派SUVを目指したクロススポーツだったが、人気を獲得したベースのフォレスターに対して、クロススポーツの人気は期待通り伸びなかった。スバルファンは、やはりスバルらしい果敢な走りが楽しめるクルマを好むのだろう。
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