トヨタ/レクサスのハイブリッド車に対する信頼性の高さが勝因か

レクサスは、前年比2.3%減の8万686台だったヨーロッパを除くと、ほぼすべての主要市場で販売台数を伸ばしている。国内では1.6%増の8万6070台、アフリカは2025年に最も高い成長を記録し、前年比18.8%増の1485台に。中南米も堅調な増加を記録し、前年比13.8%増の4684台となっている。

レクサスの販売においては電動化が重要な役割を果たし、電動車は総販売数の半分以上を占めた。ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、そして電気自動車のシェアは過去最高の52%に達している。電気自動車の需要は、RZとUX300eが牽引し、前年比119%増と2倍以上に増加した。やはり、トヨタ/レクサスへのハイブリッド信頼性の高さと思われる。
レクサスによると、小型クロスオーバーのLBXとミニバンのLMは昨年も人気を博し、RXやNXといった主力モデルも引き続き販売を牽引した。
トヨタのチーフブランディングオフィサーであるサイモン・ハンフリーズ氏は最近、レクサスは「パイオニアとして前進し」、「より自由に行動する」と述べた。漠然とした表現に聞こえるかもしれないが、レクサスの最近のコンセプトカーは、はるかに大胆な製品が登場することを示唆しており、世界でも唯一無二のブランドとなりつつある。
レクサスは、すべての始まりとなったLSの名を、セダンから型破りなモデルへと転用しようとしている。斬新な6輪ミニバンのコンセプトカーに加えて、リアヒンジドアとスライドアウト式の荷室を備えたクーペ型SUVのコンセプトカーも開発中だ。


これらのコンセプトカーから判断すると、レクサスは1989年の創業以来、LSという名称をセダンに限定するのではなく、LSをモデルファミリーへと発展させようとしているようだ。この大胆な方向性が他のラインナップにどのような影響を与えるかはまだわからないが、レクサスが好調なのは、2025年に3年連続で販売記録を更新しても、なお、挑戦を諦めず前に進んでいる積極的な姿勢も要因のひとつのように思える。
そして、レクサスは長らくトヨタ帝国の至宝だったが、もはやそうではない。センチュリーは今や、ロールス・ロイスをターゲットとした独立したブランドとなり、希少な超高級車市場での競争への意欲を示唆するなど、トヨタも新たな挑戦に挑むこととなる。
こうした挑戦が続く限り、レクサスの世界販売100万台到達は確実となりそうだ。

