昨年、24年ぶりにグローバルモデルとして大復活を遂げた、ホンダ「プレリュード」。日本市場では、好調な出だしを見せたが、現段階において、米国でまさかの不振に陥っているのだ。

高性能バージョン「タイプS」導入の動きはあるものの、最上級スポーツグレードとなる「タイプR」に関しては、これまで噂の域を出ていなかった。しかし、米国での不振、欧州などからもハイスペックを求める声に耳を向け、ついに「タイプR」プロジェクトが動き出したという情報が入っている。

予想されるエクステリアデザインだが、フロントエンドには、底重心をイメージさせるサイドアンダースカート、デユーフューザーと一体化した大型アンダーグリルを装備。側面では、力強く、迫力あるワイドフェンダーが見てとれる。また、ブラックで統一されたスポーツ感あふれる空力パーツや空力を安定させるリヤウイングで武装、ベースモデルから大幅にアグレッシブに変更されそうだ。

その心臓部にはシビックタイプRから流用される2.0L直列4気筒VTECターボを搭載。6速MTと組み合わされ、最高出力は330psを超えてきそうだ。
新型プレリュードは、シビックタイプRの高性能デュアルアクシス・フロントサスペンションと、同車のサスペンション設計の大部分を採用。デュアルアクシスストラットは、マクファーソンストラット式フロントサスペンションとデュアルウィッシュボーン式の利点を兼ね備えており、これにより、ホンダがここ数十年で製造してきたどのシビック・クーペよりも、よりシャープで、より走りの楽しさを増している。
革新的なフロントサスペンションは、ステアリングオフセットを低減、コーナーでのキャンバー角を増やし、キャスター角を大きくしている。これらすべてが、コーナリング限界を高め、直進安定性を向上させると同時に、トルクステアを低減、ハンドリングを重視するスペシャリティカーが完成している。
この完成度の高いハンドリングが売りのプレリュードだが、どうも高価格とスペックの低さが海外では敬遠されているようのだ。そこで満を持して「タイプR」の投入が現実味を帯びてきている。
なお、発売が有力視されている「タイプS」は、1.5L直列4気筒VTECターボエンジンをシビックRSと共有。6速MTと組み合わされ、最高出力は182psを発揮すると思われる。これはベースモデルより、41psパワーアップしており、米国や欧州でアピールできる可能性があるが、やはり本命は「タイプR」となりそうだ。

日本市場も勿論期待されるが、ベースモデルの価格617万9800円を考えると、タイプRは750万円超えを覚悟しないとならないかもしれないだろう。
順調に行けば、2026年終わりに「タイプS」導入、2027年以降に「タイプR」が期待できそうだ。
