手の平側のグリップ力が高いから、握力をあまり使わず疲れにくい

いやあ、ぬるっと始まった新企画、ガジェット好きのモトチャンプ編集部の私サンタサンがお届けする「サンタの勝手にレコメンド」。記念すべき第1回目は、私も愛用している滑らないグローブを推してみようかと。

特徴はなんといっても手の平のグリップ力の高さで、ハンドルグリップを握らず掌の重さだけでアクセルが開けられるほど(とはいえ危ないのでアクセル操作は慎重に)。間違いなく宅配便の軍手以上の食いつきです 
しかもゴワゴワしていなくてしなやかなのは路面からの情報を手の平からも受け取りたいバイク乗りにとってはうっれしい限り。そこで「いつもお世話になっております~モトチャンプ編集部の・・・・・・」と、メーカーの方(代表の薄井さん)に話を伺ったところ、「開発のきっかけはエンデューロレースに参戦するライダーの声なんですよ」とのこと。薄井さんご自身もレースにバリバリ参戦しているライダー。過酷な環境下で長距離を走るエンデューロレースでは通常モトクロスグローブを使うんだけど、意外と壊れてしまったり、マディ(泥)だと滑ってしまい無駄に握力を使ってしまうなど、ベストではなかったそうだ。

そこで「マディでも滑らないグリップ力と、倒れたバイクを引き起こす際エキパイを触っても溶けない耐熱性」を持った専用グローブができたというわけ。つまり、「なかったら作っちゃいました」スタイル。

そんな秘密の手の平に採用されているのは、シリコンをベースとする耐熱性素材でアメリカの消防隊でも使われているモノ(それ説得力ある)。マフラーやデイスクローターに不意に触れても溶けることなく、何ならつかめちゃう!
これならハンドルグリップが濡れていても滑らないから、街中を走っていてもラクなのが実感できる。さらに耐油性もあり指先に縫製がこない作りなので、細かな作業もしやすいなど、メカニックグローブとしても活用できるのはうれしいよね。このあたりはバイク用品製造歴30年以上の経験を持つ薄井さんならではのこだわりだ。
結論としてはメーカーの狙いはいざ知らず、雨の日も関係なくバイク通勤を行う筆者のようなライダーにベストだったというわけなのです。
ちなみに筆者はいつもよりワンサイズ小さめを選んで、キュッとフィットさせて使うと調子が良かった。ご参考まで。

泥が付いても滑らないって素敵

乾いた土はもちろん、水分を含んだ泥をかぶってもしっかりとグリップ力を保持してくれる。

バイク通勤派にも!グリップに触れる部分は二重補強で耐久性も高い

一番ストレスのかかる親指内側は二重で補強済み。手の甲はポリエステルメッシュなので、汗をかいても乾きやすくサラッとしている。

ダメージを受けやすい指先はラバー製プロテクターで保護

サーキットで指をケガした経験がある筆者としては、ちょっぴり嬉しいプロテクター。この程度でもあるとないでは違ってくる。

手の平の内側は起毛素材 ごわつかないソフトな着用感

シリコン状の掌に対して、肌ざわりの良い起毛。裏地があることで接地圧を分散させるメリットもあるんだって。

指先に縫い目がないからメカニック作業用としても使える

繊細な操作が求められる指先は、生地をレバーに引っ掛けにくい内縫いでツルンとした感じ。指先の感覚もつかみやすい。

マフラーを触っても溶けないし熱くない

合皮系素材だと、走行直後のマフラーやブレーキディスクに触れると溶けてしまう事が多いんだけど、これなら大丈夫。キャンプにも使えそうだね。

マーキュリープロダクツ製「エンデューログローブ」は、S~XLまでのサイズを展開。カラーは写真のイエローのほか、オレンジ、カモフラージュ、レッド、ブルー、グリーン、グレーが揃う 6930円

メーカー公式サイトはこちら

※この記事は月刊モトチャンプ2024年3月号を基に加筆修正をしています