日本市場を含め今後10年以上はハイブリッドモデルが市場を支配することは濃厚

世界最大の自動車メーカーであるトヨタは、ハイブリッド車の生産台数を30%増加させると予測している。

トヨタが既にハイブリッド車販売で世界をリードしていることは周知の事実ですが、2年後には生産・販売台数をさらに伸ばすと見込んでいるという。

トヨタ RAV4

昨年、トヨタは世界で1,053万6,807台を販売し、そのうち490万9400台が電動車だった。そのうち443万3000台は従来型ハイブリッド車だが、2027年には、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車の生産台数を500万台に増産、2028年までに670万台まで引き上げる計画のようだ。

この急増により、トヨタの自動車販売台数に占めるハイブリッド車の割合は、現在の約50%から約60%に上昇する見込みとなっている。

トヨタ RAV4

同社は、ハイブリッドパワートレインと関連部品の生産に特化した5つの工場の改修することで、米国での生産拡大を計画している。

ここまでハイブリッドに力を入れるのは、国と一部の欧州政府が、かつて完全電気自動車を優遇していた補助金や規制を縮小することに対する対処と見られる。

トランプ氏が大統領職についている限り、トヨタはハイブリッド車への投資を倍増させる見込みだが、EVに全面的に注力し、その後方針転換を余儀なくされた多くのメーカーと比べ、多様なパワートレインに投資するという同社の決断がいかに賢明であったかを強調していると言っていいだろう。

トヨタは、世界のハイブリッド車市場で58%という圧倒的なシェアを誇っているが、日本市場を含め今後10年以上はハイブリッドモデルが市場を支配することは濃厚と言えそうだ。