トヨタが『ジャパンモビリティショー 2025』でワールドプレミアし、世界の話題をさらった『センチュリー クーペ』の発売時期などが見えてきた。

『JMS 2025』で公開されたコンセプトカーは車高の高い2ドアクーペで、プロポーションはSUVの域を思わせるものだった。しかし、わずかな調整を加えることで、ロールス・ロイス・レイスを凌駕する、洗練されたスタイルへと生まれ変わらせる可能性を秘めていると言っていいだろう。そこで最新情報をもとに、量産型の予想CGを作成した。

量産型に向けての最大のトピックは、車高が低くなると思われることだ。予想CGの足まわりでは、ブラックのホイールアーチからボディ同色へ変更している。これにより、側面がすっきりと整い、より高級感が増したといっていいだろう。また、コンセプトカーの特大ブラックホイールに代えて、ロールス・ロイスやベントレーに装着されている物に似たシルバーのマルチスポークデザインの物に置き換えている。市販型ではこのような高級化がはかられるものと予想される。
また、ボディカラーもコンセプトカーに用いられた派手なオレンジ色ではなく、より落ち着いたシルバーなどがメインカラーとされるものと思われる。
コンセプトカーを参考にすると、ボディサイズはセダンやSUVより短くなり、全長5000mm×全幅1950mmに、全高はシリーズ中で最も低い1420mmになるものと予想される。また、コンセプトカーでは、運転席は有るが助手席は無く、後部座席は助手席側に1席のみ配置されるという変則的な物だったが、量産型ではコンサバティブな4シーター・レイアウトとされることが有力と見られる。
トヨタ・パワートレイン担当社長の上原隆史氏は、オーストラリアの『Car Expert』誌とのインタビューで、センチュリークーペに関して「搭載するエンジンの種類はまだ決定していない」としながらも、「エンジンは搭載する」と明言していることから、内燃機関の搭載は確実と見られ、ハイブリッド、プラグインハイブリッドの採用が予想される。
現段階での有力候補は、GR GTスーパーカーにも搭載予定のV型8気筒エンジン搭載のハイブリッド・システムで、システム合計出力は900psとなる。また、3.5L V6エンジン+デュアルモーターで構成されるプラグインハイブリッドなども候補になりそうだ。そしてフラッグシップグレードには、最高出力1000ps超えも期待される6.0L V12エンジン+デュアルモーターのプラグインハイブリッドの搭載が有り得るという。
量産型の価格だが、当然のようにセンチュリーシリーズの最高額となることが予想されている。現在、日本での価格は、セダンは2300万円〜、SUVが2700万円からと設定されているが、クーペがそれらを凌駕するのは確実視されており、一説には3000万円超えとも言われている。
なお、量産型のワールドプレミアは、順調に行けば2027年後半という情報だ。





