600馬力の4ローターFCが最速タイムをマーク!
ベストタイム:8秒743

毎年、北海道から遠征を続けているKJM FC3Sと、ドライバーの渡辺さんが、2025年スーパードラッグフェスティバルPRO-2WDクラスを制した。

ターボ勢がひしめく同クラスにおいて、このマシンは唯一のNA。オリジナルのインマニとインダクションエアボックスを備えた4ローター・ペリフェラルポート仕様で、最大出力600ps/最大トルク45kgmという圧巻のスペックを誇る。

現在の車両は、約20年前にパイプフレームの材料調達から組み上げまでをすべて自ら行ったもの。その後もエンジンや制御系、ミッションを段階的にアップデートし続け、ついにこの完成形へと辿り着いた。

PRO-2WDクラスはミッションの規定がないため、レンコCS-3にエアシフターを組み合わせ、シームレスな加速を実現。

重要なタイヤに関しては、当初は33インチのドラスリをセットする想定でフェンダー加工まで行なっていたが、現在は32.0/15.0-15で落ち着いている。
8秒180のレコード樹立しながら決勝日に痛恨のデフブロー
ベストタイム:8秒805

昨シーズン終盤、トレッド拡大によってトラクション性能を大幅に高めたエスペランサ・スープラ。ウイリーするほどの強烈なグリップを手に入れ、エンジンパワーを余すことなく路面へと伝える仕様へ進化している。
その成果は、前日に行われたシリーズ最終戦で発揮された。記録したのは驚異の8秒180。60フィート1秒382、330フィート3秒675、1000フィート6秒916と、すべての区間で圧倒的な速さを見せつけた。

しかし、その直後の走行でウイリー状態からフロントを損傷。応急修復で本戦に臨むも、2本目のアタックでデフブローによりリタイアとなった。


名門“エスペランサ“で仕上げられたエンジンは、JEのピストンやR&Rのコンロッドで強化された2JZ-GTEだ。ギャレット・G45タービンを組み合わせることで1500ps近いパワーを得ている。ミッションはジーフォースを装着。エアシフターではなくVゲートタイプとなる。

拡大したリアタイヤは31.0/14.0-15をセット。それに伴いリヤフェンダーをワイド化し、グラマラスなボディへと進化している。
8秒5をターゲットにさらなる進化を続けるECR33
ベストタイム:8秒882

昨シーズンからはタービンをプレシジョン8685に変更したMrストール@エスペランサ。その甲斐があって前日のシリーズ最終戦では自己ベストを更新し弾みをつけ、スーパードラフェスではクラス2位となる8秒882のタイムを叩き出している。


エンジンは、ニットーパフォーマンスのストローカーキットを使用して3.2Lまで排気量をアップ。さらにRSEのカムを組み合わせ、低回転から高回転域までパワーを引き出すセットアップが行なわれている。1500psまで対応するタービンにはまだ余裕があり、さらなるハイパワー化を狙っている。

組み合わせるタイヤはフージャーのドラッグスリック。29.5/11.5-15に合わせてフェンダーは大幅にワイド化されている。
エンジン&制御系を刷新しアルコール燃料化したFC3S
ベストタイム:8秒646

ブリッジポートの3ローターターボで999psにセットアップされるのはSWATT RX-7。ファーストウェイで製作したニューエンジンは、アルコール燃料に変更してセットアップの真っ最中。まだ完璧とまでは辿り着いていないものの、それでも8秒646のタイムを記録している。

ファーストウェイで新たに製作したエンジンは、ギャレットGT55タービンを組み合わせる3ローターターボ。レブリミットは1万1000回転に設定され最高出力は999ps。

ストックボディをベースに軽量化を果たしたことで、車重は1100kgまでダイエットされた。搭載するミッションはリバティのエアシフターだ。

エンジンとともに制御系も刷新。アルコール燃料を使用する前提でフューエルテックFT550を利用しつつ、燃料ポンプやインジェクター、コイルなどもアルコール対応パーツに総入れ替え。今後のセッティングを詰めることで、コースレコードの更新も夢じゃないだろう。
Part.2へ続く
●取材イベント:オプション×Gワークス スーパードラッグフェスティバル
