「M5」改良新型のデビューは2028年になるかも!?

BMWの最新パフォーマンス「M5」(セダンはG90、ツーリングはG99の社内コード)は、2025年モデルとして発売されたばかりだが、これまでお伝えしてきたとおり、早くも改良新型の開発に力をいれている。

BMW M5ツーリング 改良新型プロトタイプ スパイショット

そもそも、これほどまでに迅速にM5のデザインを変更した理由は、同社が今後のブランド新デザインアイデンティティとなる「ノイエクラッセ」をすべてのモデルで導入したいためだ。

BMW M5ツーリング 改良新型プロトタイプ スパイショット

新型モデル「iX3」はノイエクラッセを採用した最初の量産モデルとなったが、「新型」といっても「改良新型」となる5シリーズの刷新は、開発陣にとっても複雑なものだったようだ。

2025年に公開された初期プロトタイプでは、従来のキドニーグリルが廃止され、ノイエクラッセの美学を強く意識したノーズを持っていることが示唆されていた。しかし、その後方向転換したとみられる、より従来的な外観のプロトタイプを捉えた。おそらく、完全新型にはノイエクラッセ、改良新型には従来のグリルを与えるという方針が決まったのではないかと思われる。

厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、垂直のセクションによって複数のセクションに分割された、アグレッシブなフロントエンドを備えている。スタイリングは現行M5とほぼ同様だが、各セクションの高さが低く、車幅が強調されている。グリルは現行モデルよりも小さく見えますが、以前のテスト車両よりも大きくなっている。

リアセクションは、明らかに故意に雪を積もらせカモフラージュ。しかし、カメラマンは、テールライトグラフィックが新しくなったと確認できたと述べている。

リアの下部バンパー両側には、デュアルチップの排気口が残っているが、残りの部分は覆われているため、変更点は確認できない。

ウィンドウからのショットでは、ダッシュボードに布地を貼っていることがわかる。この部分が隠されていることから、少なくとも何らかのデザイン変更が予定されていることがわかる。おそらく、3シリーズにも採用が予定されている新しいパノラミックiDriveレイアウトを採用すると思われる。いずれにせよ、M5のインテリアはすでにかなりハイテクですが、BMWはさらなる改良を検討しているようだ。

ボンネットの下では、変更が加えられることがわかっている。欧州の排ガス規制の改正により、欧州版は規制を満たすために約40PSの出力低下を余儀なくされる。しかし、BMWは現行の最高出力717PSの出力を維持するために、電気モーターの出力を増強する計画を持っているという。

現行のM5が新しいモデルであるとともに、ノイエクラッセを方向転換したことから導入を急ぐ必要はなく、標準モデルの5シリーズのアップデートは2027年半ばに発売される予定だ。

また、メーカーは標準モデルと高性能モデルのM5の発売時期をずらすことが多いため、パフォーマンスM5改良新型のデビューは、2028年になるかもしれない。