トヨタは、世界的に大人気クロスオーバーSUV、『ランドクルーザー』シリーズに、新たに『ランドクルーザーFJ』を投入するが、その日本発売がこの年央(5~7月ごろ)に予定されている。

トヨタ ランドクルーザー FJ

ランドクルーザーは現在、ハイエンドスペックを持つランドクルーザー300を頂点に、日常使いも意識したランドクルーザー250、そしてエントリーレベルのランドクルーザー70が存在しているが、普段使いの扱いやすさ、高いコストパフォーマンスなど、より親しみ安さを求めて誕生するのが、シリーズの末っ子となる『ランドクルーザーFJ』だ。

トヨタ ランドクルーザー FJ

2025年秋に発表されたリリースによれば、全長4575mm、全幅1855mm、全高1960mm、ホイールベース1580mmというランクルFJは、トヨタが長年培ってきたIMVラダーフレームアーキテクチャを採用しており、ハイラックス、ハイラックスチャンプ、フォーチュナーと共有されている。

ファン待望のFJだが、現在は、日本への輸入の準備を開始、すでにタイで生産ラインオフしており、タイ・バンコクでプロトタイプも目撃されているようだ。

コンパクトでありながら、ランドクルーザーのDNAを継承し、本格的オフローダーとして期待のかかるFJ量産型は、お馴染みのガソリンエンジンを搭載して発売される予定だが、トヨタはグローバルに、厳しくなる排ガス規制に対応するため、代替エンジンを検討していると報じられている。

日本での発売は、年央に予定されているが、発売当初は自然吸気2.7L ガソリンエンジンのみとなるようだ。このエンジンは、ランクル250を始め、現在、世界で活躍中のランドクルーザー・プラド、フォーチュナー、ハイラックス、ハイエース、そして先代タコマにも搭載されているお馴染みのものだ。

最高出力は163ps、最大トルク246Nmを発揮、6速オートマチックトランスミッションとパートタイム4WDシステムが組み合わされている。

しかし、現在トヨタでは、2.8L 直列4気筒ターボディーゼルエンジンをランドクルーザー250や、ハイラックスから流用する計画も持っているようなのだ。このエンジンは、最高出力204ps、最大トルク500Nmを発揮、実質的にガソリンエンジンの2倍のトルクを発生すると同時に、全体的な出力も大幅に向上している。さらにFJには、日本では売っていない、欧州向け48Vマイルドハイブリッド“M-HEV”という電動モデルの登場も噂されている。

もはや老朽化した2.7L ガソリンエンジンでは、現在の先進的な排ガス規制への課題が深刻化する可能性があるが、新型ディーゼルは、将来的なグローバルな規制への適合をも果たしたものとなっているようだ。

そして新型エンジンは、新たな市場開拓にもつながる可能性がある。以前、トヨタのオーストラリアの幹部は、ランドクルーザーFJがユーロ6適合のパワートレインを搭載すれば、オーストラリアでの販売が確固たるものになると示唆していたからだ。

ファン待望の電動ディーゼルだが、もし導入されるとしても、日本では2028年以降となりそうだ。