「スクランブラー」なら装着したいのがガード系パーツ

ツーリング先で林道へふらっと入っても楽しめる、スクランブラースタイルを目指して進行中の当プロジェクト。前編ではスペシャルパーツ武川製のシフトチェンジロッドを装着して、操作系のアップデートを行いました。

続いては【レッグバンパー】について。【レッグバンパー】とはエンジン周りを装飾するパーツで、万一の転倒や立ちゴケ、林道など枝葉の多い場所を走った際に付いてしまう傷から車体やライダーを守るだけでなく、フォグランプやドリンクホルダーを装着したりと、好みに合わせてモディファイできる拡張性の高さも魅力です。

そこで社外製パーツを探すとインドネシア系メーカーを中心にヒットする程度で、国内メーカーからはごくわずか。各社工夫があって面白いのですが、その形状が我々がイメージしている完成形(といってもぼんやりとですが)とのマッチングがイマイチな気がしてピンとこない。

そこで相談したのが、カスタムビルダーとしてセンスの高いマシンを世に送り出し、近年はオリジナルコンプリートマシンが話題のソニッククラフティさん。カスタムベースとしてXSR125に興味を持っていたこともあり「ワンオフもいいけど、せっかくならユーザーが適価で買えるよう市販化前提で作りましょうよ」という提案もいただき、それならば!と、市販化へ向けた「レッグバンパー」の開発がスタート。ご協力いただけることになりました。

「まず乗ってみたいな」とはソニッククラフティ代表の木下さん。試乗を終え、車両をリフトに上げワイヤーを使って早速イメージを膨らませます。「太さが大事。あとあまり太いとアールも大きくなっちゃうしね。XSR125のアイデンティティの丸穴の装飾を採り入れてもいいよね」と次々とアイデアが。続きはこうご期待!

カスタムSHOPとは思えないオシャレな外観。デモ車と共に数々の観葉植物(刺さると痛いやつ多数)が出迎えてくれる

ショップ内は工作機械や粉体塗装ブースまである、職人の工房といった雰囲気だ。

「悪目立ちしない太さにして統一感出したいよね~」by木下氏

ワイヤーを使って、デザインのイメージを何度も確認する。できるだけシンプルな構成でいきたい。

クルマから車両を降ろしたとたん、「ちょっと乗りたい」と木下さん。走る事で感じる雰囲気やパーツ展開の発展性をイメージするそうだ。

XSR125のアイデンティティでもある、ホールデザインの意匠。「これとリンクするようなデザインにしても良いかも」とは木下氏

持ち込んだ車両はハンドル周りやタイヤが変更されたカスタム車。そのため、ノーマル状態を確認しながら、バランスを考えていく。

「レッグバンパー」の装着には既存のボルト穴を活用する(予定)

「カタチはどうにでもできるけど、付ける場所が難しい」と木下さん。フレームに設けられた配線隠しのカバー取り付けボルト穴と、エンジン前方にある穴をうまく使えばスッキリ装着できそう。万一転倒した際の応力の掛かり方も考慮したい。

取り付け穴候補【フレーム側】

取り付け穴候補【エンジン側】

SONIC CRAFTY_ソニッククラフティ

取材協力

SONIC CRAFTY ソニッククラフティ

千葉県八街市八街は97-117

営業時間:9時~17時

定休日:土日祝

スタッフは代表の木下さん(写真右)と曲沼さん(同左)のお二人。企画、デザイン、製造となんでもこなすスペシャリストだ。

同ショップはフュージョンをベースとしたカスタムバイク「ベスグライド」やベンリィをベースにした「ベスグライド・フリップ」ほか、オリジナルコンプリート車を手掛けている事でも有名だ。

写真は最新作のレブル250ベースのコンプリート車「VESGRIDE-hygge(ベスグライド・ヒュッゲ)」

気になる人はお問い合わせを。

ベースマシンはこちら

●ヤマハXSR125 ABS

ヤマハ伝統のデルタボックスフレームに水冷4バルブエンジンを搭載。兄弟車はMT-125とYZF-R125で、海外モデルは155cc版もアリ。

・50万6000円

※この記事は月刊モトチャンプ2025年1月号を基に加筆修正を行っています