JZX100オーナーに捧ぐ珠玉のパーツ展開!

車高ダウンを前提に開発されたエアロパーツも注目!

発売から今年でちょうど30年を迎えるJZX100。その専門店として20年以上にわたり、中古車販売から日常的なメンテナンス、オリジナルパーツの開発と販売、チューニングまで幅広く手掛けるのが、愛知県一宮市の“たにぐち自動車”だ。

「JZX100にとって節目の年なので、ウチでも新規にデモカーを作ろうと思いまして。今年初めて東京オートサロンに出展したんですが、展示した白いチェイサーツアラーVがそれです」と同社代表の谷口さん。

東京オートサロン会場で実車を目にした人は覚えていると思うが、まず注目すべきは外装だ。たにぐち自動車としては初となるオリジナルエアロ『GTエクステンション』が装着されている。

これは今でも人気が高い純正エアロに追加するタイプで、チェイサー専用設計。フロントリップ、サイド、リヤアンダー(左右)の3点構成となる。さらに、できるだけ車高を落とせるよう薄型設計とされているのもポイント。かつて自らもドライバーとしてD1GPを戦った谷口さんの経験から導き出された、“機能優先型エアロ”と言っていい。

谷口さんはこう話す。「お陰様で東京オートサロンでは好評でした。ただ、今は純正エアロ自体が入手しづらい。すでに生産廃止なので新品は手に入りませんし、中古品もフロント・サイド・リヤの3点セットで最低20万円はします。それも程度がすごく悪いものが多い。当時は新品が10万円で買えたんですけどね。なので、今年は純正同形状のエアロも開発する予定です」。

また、JZX100オーナーにこれからも長く楽しんでもらうため、オリジナルパーツの開発にも余念がない。コンプレッサーブレードのアルミビレット化と形状見直しに加え、スラストメタルも強化された「リフレッシュターボ極」(19万8000円)もそのひとつ。

オリジナルタービンの第3弾となる本作は、対応ブースト圧1.2キロ。併売される従来のリフレッシュターボ/リフレッシュターボ2と同様、インジェクターやECUはノーマルのままで使用可能だ。なお、購入時には純正タービンを3万3000円で下取りする。

熱による変形を最小限に抑えるため、純正よりもやや硬度を高めた設計となるHDシリコンラジエターホース(1万2650円)も用意。HDはヘビーデューティの略。カラーは3色で、「インタークーラーパイピングなどとのコーディネートを図りやすいブルーとブラック、エンジンルームで目立たせたくない人向けにグレーも設定しました」と谷口さん。

経年劣化により、JZX100はワイヤレスリモコンのスイッチを押してもドアロックされないケースも多発している。特にリヤドアに多く、防犯上も好ましくない。これまではオーバーホール(モーター交換)で対応していたが、今回ユニットごとオリジナルで開発。前後左右セット1台分の価格は5万5000円となる。

デモカーは同社オリジナルの鬼デュアルマフラーを装着するのみで、補機類まで含めたエンジンもブースト圧もノーマル。今後チューニングを進めていくにあたり、まずは基礎体力を知るべく、MJ.C協力のもとベース状態でのパワーチェックを行った。計測器はハブ駆動型のメインライン製プロハブだ。

「辛めに数値が出る計測器で、これまで同じ仕様を何台も測りましたが、平均255psくらいでしたね」と谷口さん。それに対してデモカーは走行14万kmながら、平均を10ps近く上回る264.95hp(268.7ps)をマーク。「調子がすごくいい」と話していた谷口さんのコメントが、数値でも裏付けられた格好だ。

JZX100人気は相変わらず高く、中古車を求めて店を訪れる客も多い。ただし、谷口さんとしてはオーナー予備軍に知っておいてほしいことがあるという。

「それは30年前のクルマだということ。ウチを訪ねてくるお客さんの大半は、“旧いクルマ=パーツがない”という認識が大きく欠けています。だから今どきのクルマとは違い、快調に乗り続けるにはそれなりにお金も時間もかかる。そういう心構えを持ってほしいんです。買ったのがゴールではない。そこがスタートで、大事なのはどうやって維持していくか……ですから。要は“結婚”と同じですね」。

苦言ではなく親心。たにぐち自動車は、これからもオーナーの味方であり続ける。

●取材協力:たにぐち自動車 愛知県一宮市浅野字大島9-2 TEL:0586-81-6660

「絶版部品にも完全対応!」JZX100を長く乗るための処方箋を“たにぐち自動車”が教えます!!

【関連リンク】
たにぐち自動車
https://www.taniguchi-automotive.com/